頑張りたいのに頑張れない自分が嫌い……そうなる前に自分に優しくしよう

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「もっと頑張らなきゃいけないのに、うまくいかない」
「頑張れない自分が嫌いだ」――こんな気持ちになったことはありませんか?
そんなとき、頑張れない自分はダメな自分と、自身を責めすぎてはいないでしょうか。頑張りたいのに頑張れない、そこには必ず原因があります。原因があるということは、改善し解決する道も必ずあるということです。まずは原因に気づくこと。そうすることで、状況から抜け出すための具体的な行動がみえてくるでしょう。

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頑張れない自分を嫌いになるのはなぜ?

「もっと頑張らなければ」と感じることはごく自然なこと。ただ、それが自分を嫌いになるきっかけになることもあります。頑張れない自分を嫌いになってしまうのは、どんな理由や原因からなのでしょうか。5つのポイントにしぼって見てみましょう。

1.他人と比較してしまうから

周囲の人がスムーズに目標を達成していたり、活躍していたりする姿を見ると、多くの人が「なんで自分はこんなに頑張れないのだろう」と他人と比較をしがちです。こうした比較が続くと、自分の欠点や足りないところばかりを意識するようになり、「頑張れない自分が嫌い」というネガティブな感情につながりやすくなります。

2.いつも完璧をめざしているから

「どんなことも完璧にやり遂げなければならない」という考え方は、頑張れない自分を嫌いになる原因になりえます。
常に高い目標を掲げ、自分に厳しい期待をかける完璧主義の人は、自己成長を遂げやすい一方、自分を追い込みすぎてバランスを崩してしまう面も。少しでも目標に達していないと「頑張れていない」と自分を責めていては、自己評価を低くしてしまう可能性があります。

3.期待に押しつぶされている

「頑張って」「期待しているよ」。そんな家族や友人、職場の同僚からの温かな期待は「自分は必要とされている」という実感につながり、頑張る原動力にもなるものです。
ただ、その期待を背負いすぎてしまうと「こんなことじゃ期待に応えられない」「満足してもらうためにもっと頑張らなきゃ」と無意識に自分にプレッシャーをかけ続けるようになり、頑張れない自分に不満を感じることが多くなります。
このように外部からの評価に敏感になりすぎると、頑張れない自分を嫌う原因になります。

4.自分の限界に気づいていない

夢中で物事に取り組んでいると、心や体が消耗しているのに気づかないまま頑張り続けてしまうことがあります。やがて疲労やストレスが限界を超えると、心身が思うように反応しなくなり、その結果、「頑張りたいのに頑張れない自分」に直面することに。
頑張りたい気持ちに行動がついていかない結果、頑張れない自分と向き合わざるを得なくなり、そんな自分を否定する気持ちが大きくなるのです。

5.失敗やトラウマが原因になっている

「頑張ったのにうまくいかなかった」。そんな失敗経験やトラウマが原因で、頑張ることが怖くなっている場合もあります。
頑張ろうにも、過去の失敗や挫折経験が心の中に残っていると、恐怖心が先に立ち、頑張ること自体にブレーキをかけてしまうのです。そのブレーキによって積極的に行動できず、「本当は頑張りたいのに頑張れない。そんな自分がもどかしい」という感情に陥りやすくなります。

頑張りたいのに頑張れない原因とは?

気持ちとしては「頑張りたい」のに、実際に行動に移すことができない。そんな頑張りたいのに頑張れない状況になってしまう原因について見ていきましょう。

心身が疲れすぎている

頑張りたくても頑張れない理由の1つは、心身の疲労が蓄積していることです。
心や体が疲れていると、頑張ろうとしても行動に移すためのエネルギーが湧いてきません。長時間の仕事やストレスが続くと体力や精神力が低下し、なんとか今をこなすだけで精一杯で、新しく何かを頑張ろうというエネルギーは生まれません。この状態ではまず、休息をとることが必要です。

明確な目標がなくて努力迷子になっている

頑張りたい気持ちはあるのに、明確な目標がないと、どの方向に向かって努力すればよいのかがわかりません。
例えば、漠然と「旅行に行きたい」と思っていても、目的地が決まらなければ予算を決めることも飛行機の予約もホテルの選択もできません。もし「パリに行きたい」という具体的な目的地が決まれば、取るべき航空券も、どの観光地を回るかも計画を立てることができるでしょう。
努力の方向がわからなければ、具体的な行動にも移せず、頑張りたい気持ちが空回りしてしまいます。努力迷子にならないために、まずは何のために、何をいつまでに達成していくのかという目標を、立ち止まって考えることが必要です。モチベーションが高まるような目標を立て、頑張れる環境をつくりましょう。

「どうせ無理」という思い込み

過去の失敗や周囲からの評価によって、「自分なんて、頑張ったってどうせうまくいかない」という感情に陥ることがあります。「どうせ無理」という思い込みが行動にブレーキをかけ、頑張れない状況をつくってしまうのです。
頑張ろうと思っているのに、どうしても行動につなげられない場合は、自分に対する自信が欠如している可能性があります。過去の失敗や周囲の評価にとらわれ過ぎていないか、自分をふり返ってみることが必要です。

環境と人間関係の影響

周囲の環境や人間関係も、頑張れるかどうかに影響を与えます。職場の人間関係がうまくいってなかったり、家庭生活にストレスがあったりすると、精神的な余裕がなくなり、頑張る気力が出にくくなります。
自分では頑張ろうと思っていても、そうした外部環境の影響で頑張れないこともあることを理解し、自分でコントールできる部分と、できない部分を見極めて対処することが必要です。

頑張れない自分を嫌いにならないために

頑張れない自分を嫌いになるのには原因があることが分かりました。原因があれば解決方法はあります。ここでは、気持ちの落ち込みを乗り越え、いつもの自分を取り戻すための5つの方法を解説します。

1.自分を受け入れる

第1の方法は「今の自分をそのまま受け入れること」。頑張れない自分を否定し、責め続ければ、ますます心身が消耗し、状況は悪くなる一方です。そうならないためにも、まず、頑張れない自分を認め、受け入れてみましょう。

自己変革のマネジメントコンサルタントとして活躍する三枝理枝子さんは、著書『幸せを感じる人間力の高め方』の中で、「不都合を受け容れる」ことについて次のように説いています。

問題の渦中にいるときや人間関係で苦しんでいるとき、多くの人はこの状況を受け容れたくないものです。そもそも問題を見ないようにしたり、ごまかしたり、問題を問題と自認できないことが一番の問題です。
 人間は、苦しいことや大変なことはなるべく避けてとおりたいと思います。まして間違いや欠点を他人に指摘されたくありませんし、赤裸々にされて追い込まれたくありません。
 ですが、よく考えてみれば人間の悩みや苦しみの根源はどのような場面においても自分自身の内にあるものです。(略)理不尽なこと、思いがけないこと、困ったこと、不都合なことは、誰か特定の人だけに起こるのではなく、誰にでも起こります。同じ出来事でも「困った」「不都合だ」と感じる人もいれば、「今こそ成長のチャンス」と前向きに受け取る人もいます。
 その差を分けるものはいったいなんでしょうか。
 それは「受け容れる力」の差です。
 そもそも、困ったと思うのも思わないのも、不都合だと感じるのも感じないのもすべては自分の心が決めることです。


出典 三枝理枝子著『幸せを感じる人間力の高め方』

誰しも見たくない自分を受け入れるのは簡単ではありません。頑張れない自分を認めるということに不安や怖さもあるでしょう。頑張れない自分が嫌いという人は、ありのままの自分を素直に受け容れることができない人といえるのかもしれません。

目に見える形で誰かに認識される善行を「陽徳」といいます。三枝さんは、それと対になる「陰徳」について、「陰徳とは内なる自分と向き合う力」であり、陰徳を積める人こそが人間力のある人だと述べています。
頑張れる自分だけでなく、頑張れない自分も認め、勇気をもって受け容れてみましょう。
誰でも調子が悪かったり、休息が必要だったりする時期があります。限界を超えて無理を重ねても結局、続かなくなれば、それまでの頑張りが実を結びません。
頑張れないときも、自分に優しくすることを心がけましょう。今の自分を肯定し、リラックスすることが重要です。

2.小さな成功を積み重ねる

第2の方法は「小さな成功を積み重ねること」。
なぜ小さな成功なのかというと、あまりに大きな成功目標を立てると、頑張ってもなかなか成果が実感できず、徒労感や無力感が先に立ち、挫折してしまいがちだからです。
例えば「今日は1ページ本を読む」「早めに寝る」など、少しずつ達成できる目標を設定して成功体験を積み重ねていきましょう。小さな成功が自信となり、次の努力につながります。
まずは今ある目標を、頑張れば達成できそうな小さな目標に分解することをおすすめします。
小さな目標を設定し、少しずつクリアしていくことで、成功体験を積み重ねることがねらいです。その結果、自己肯定感が高まり、頑張れない自分を嫌いになることが減るはずです。

3.休むことを大切にする

第3の方法は「休息を大切にすること」。
休むことは「怠ける」ことではありません。次に向けた準備の時間です。心身が疲れていると、どれだけ頑張りたいと思っても力が出ないことがあります。そんなときは、積極的に休むことが大切です。疲れを感じたら無理をせず、リフレッシュする時間を意識してつくりましょう。そうすることによって、また新たな気持ちで頑張れるようになります。
休むことは決して悪いことではなく、次のステップに進むための重要なプロセスなのです。

4.自分を他人と比較しない

第4の方法は「自分を他人と比較しないこと」。
自分は自分、他人は他人。人それぞれのペースが違うのに、過度に自分を他人と比較すると、頑張れない自分ばかりが目につき、嫌いになる原因になります。
とはいえ、周りの人と違うと「自分がおかしいのではないか」という不安にかられることもあるでしょう。人はとかく波風の立たない「他人と同じ」世界で暮らせたほうが無難だし、ラクだと考える傾向があるからです。
自分を他人と比較するクセを改めていくうえで、一番大切なのは「他人の目を気にしてしまう自分」を理解することにあります。他人の目を気にする自分が、自分を抑え込んでいることに気づかなければ、前には進めません。
周りを気にせず、自分のペースで進むことを大切にしましょう。いつも頑張りたいことを頑張れる自分でいたいのなら、安易に他人と比べず、自分のペースで生きる勇気をもつことです。
自分のペースで、少しずつ進んでいくことを心がけると、頑張れない自分に対しても「そんなときもあるよね」と優しくなれます。

5.周囲のサポートを頼る

第5の方法は「抱え込まず周囲のサポートを頼ること」。
頑張れないと感じたときは、周囲に相談したり、サポートを求めたりすることも大切です。周囲に負担をかけたくない、と思う方もいるでしょう。また、「一人で頑張る」ことこそが重要なのだと思っている人もいるかもしれません。そう思うこと自体は価値あることですが、そこにこだわりすぎて、結局、頑張れなくなってしまえば、自分も周囲の人も笑顔にできません。感謝の気持ちでサポートを受け取ったら、今度は何かの機会に自分が相手のサポートをしてあげればいいのです。
一人で頑張る必要はない。そう自分に言い聞かせて、信頼できる家族や友人、同僚などに話をしてみましょう。気持ちが軽くなり、新たな視点を得ることができます。
一人で抱え込まずに、サポートを受け入れることが、頑張るためのエネルギーになることもあるのです。

まとめ

頑張れない理由を正しく知り、正しく対応することで、自分を受け入れて前向きに自己成長を続けることができます。頑張りすぎず、自分のペースで少しずつ前に進んでいきましょう。どんな小さな一歩でも、それが自己成長につながる大切な一歩です。

\ この記事の監修者 /

ニューモラル 仕事と生き方ラボ ニューモラルは「New(新しい)」と「Moral(道徳)」の掛け合わせから生まれた言葉です。学校で習った道徳から一歩進み、社会の中で生きる私たち大人が、毎日を心穏やかに、自分らしく生きるために欠かせない「人間力」を高めるための“新しい”考え方、道筋を提供しています。

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