礼儀とマナーの違いとは?人間関係を豊かにする日本特有のマナー

ECブログ

道徳・モラルとは切っても切れない関係にある「礼儀」と「マナー」。

この2つの違いを意識したことはありますか?

目次

  • 礼儀とマナーの違いとは?
  • ・日本特有のマナーとは?
  • 安心と信頼につながっているビジネスマナー
  • まとめ
  • 礼儀とマナーの違いとは?

    礼儀とは、人間関係や社会の秩序を維持するために人が守るべき行動様式のこと。特に、敬意を表す作法とされます。つまり、人に対する「尊敬」の意味が込められたものといえるでしょう。

    一方のマナーとは、行儀・作法のことであり、これは「こういう場面ではこうあるべき」という、動作一般に関する約束事を指します。 マナーにも「尊敬」の意味が込められている場合もありますが、人と接する際の態度に限ったものではありません。

    例えば、食事の作法を「テーブルマナー」というように、尊敬する相手の存在を前提としない「行動一般」に用いられるものです。

    日本特有のマナーとは?

    マナーには、文化によって大きな違いがあるものです。ここでは日本特有のマナーのうち、代表的なものを5つ挙げてみます。

    お辞儀をして挨拶する

    まずは、頭を下げて敬意を表す「お辞儀」です。

    これは相手に対して敵意がないことを示すためでもあるといわれますが、海外では「手に武器を持っていないことの証明」として、握手が用いられる国も多いようです。

    日本人は、お辞儀も相手やシチュエーションによって使い分けますよね。

    簡単な挨拶の際は、頭を軽く下げる「会釈」。これは「上体を約15度傾ける」と説明されることもあります。

    目上の人やお客様に対するフォーマルな挨拶は、上体を約30度傾ける「敬礼」。

    そしてお詫びの際などは、腰を折って深々と頭を下げる「最敬礼」(上体を約45度傾ける)となります。

    家に入るときは靴を脱ぐ

    海外では靴を履いたまま家に入るのが一般的ですが、日本では家に入るときは靴を脱ぐのが当たり前です。「靴を脱いだら揃えましょう」というところまでをマナーとして、子供の頃から教えられますよね。

    靴を脱げば、屋外でついた汚れを家の中に持ち込まずに済むわけですが、これが日本特有の文化であるのは、高温多湿という気候も影響しているようです。日本家屋は湿気が溜まらないように高床式になっており、玄関に段差があるため、「家に上がる」際に靴を脱ぐのは理にかなっているといえそうです。

    相づちを打って話を聞く

    相手の話に調子を合わせてうなずいたり相づちを打ったりする、私たち日本人。自分が話をする立場になったときも、相手が適度に相づちを打ってくれると「ちゃんと聴いてくれているんだな」ということが感じられて話しやすくなりますよね。

    ところが、海外では日本人の相づちを「話を遮られているみたいで不快」と感じる人も少なくないのだとか。

    日本人でも、あまりにも大げさなリアクションは好まれないことがありますから、「相手や状況に合わせた適度な対応」というのがマナーとしては正解なのかもしれません。

    「いただきます」「ごちそうさま」を言う

    日本人なら、子供の頃から身についている「いただきます」「ごちそうさま」という食事の前後の挨拶は、実は外国語に訳すのが難しい言葉なのだとか。

    「いただきます」の「いただく」とは、「もらう」「食べる」「飲む」の謙譲語です。食事の前の「いただきます」は、料理をしてくれた人だけでなく、天地自然の恵みである食材や、その生産・流通に携わった人など、さまざまな物事に対する感謝の気持ちが込められた言葉です。

    また、「ごちそうさま」の「馳走」は、「走り回る」という意味です。今のように食材が簡単には手に入らなかった時代、食事のもてなしをする際は、食材の調達のためにあちこち走り回らなければなりませんでした。そうした苦労に対し、もてなされた側は「ごちそうさまでした」とねぎらいの言葉をかけたのでしょう。

    外国語には、こうしたことすべてを一言で言い表せる言葉がないようです。

    茶碗を持ち上げて食べる

    食事の際のマナーをもう1つ挙げてみましょう。

    ご飯やお味噌汁に箸をつけるとき、お椀を持ち上げて口元に運ぶという和食のマナー。

    大きなお皿に盛られた主菜などは「器を置いたまま食べる」といった例外もありますが、お椀や小皿を持ち上げて食べるのは、日本人は当たり前にやっています。

    ところが海外では食器の種類を問わず、「器を手に持って食べること」自体がNGとされることが多いようです。

  • 日本と外国のマナーの違い

    安心と信頼につながっているビジネスマナー

    社会人になったら、まず身につけるべきスキルとされるのがビジネスマナーです。

    ここにも日本独特のマナーがあります。取引先や一緒に仕事をする相手に対しても、マナーの行き届いた対応をすることが安心や信頼につながる面もあるのではないでしょうか。

    上座・下座を意識する

    目上の人やお客様に上座をおすすめするというマナー。礼節を重んじる日本のビジネスシーンでは、上座と下座の区別は応接室や会議室、宴席だけでなく、エレベーターやタクシーにまで存在しますが、基本を覚えておけば安心です。

    お部屋の場合は、一般的に入口から最も遠い席が上座であり、入口に最も近い席が下座となります。

    ただし自分が「招かれる側」になったら、過度な遠慮をすることなく、すすめられた席に着くのがスマートという場合もあります。

    エレベーターでは目上の人やお客様に先に乗っていただいて奥へ誘導し、自分は最後に乗ってドアのそばにある操作ボタンの前に立ちましょう。

    タクシーの場合は運転席の後ろが上座、助手席が下座です。ちなみに後部座席に3人座る場合は、中央が下座となります。

    メールや電話では決まった文言を使う

    頭語・時候の挨拶に始まって、前文・主文・末文・結語まで細かい決まり事の多い「手紙の書き方」ほどではありませんが、メールにも一定のマナーは存在するのではないでしょうか。

    ビジネスシーンの場合、それほどかしこまったメールではない場合も「お世話になっております」から始まって「よろしくお願いいたします」で結ぶのが一般的な構成といえるでしょう。

    また、電話の場合、ビジネスシーンで「もしもし」を使うのはNGとされます。

    かかってきた電話を取る場合の第一声は「はい、○○株式会社でございます」や「お電話ありがとうございます」。

    こちらから電話をかける場合は「お世話になっております」などの簡単な挨拶の言葉の後に名乗ります。

    名刺交換の際は……

    日本のビジネスシーンでは、初対面の人と挨拶をする際は「まずは名刺交換から」というのが一般的でしょう。

    名刺の受け渡し方にも、日本独特のマナーがあります。

    「名刺を渡す際は、社名と名前を名乗って軽くお辞儀をする」

    「相手の名刺は両手で受け取る」

    「名刺交換後に席に着いて話をする場合、名刺入れの上に乗せてテーブルに並べておく」

    などは、その一部です。

    相手の名刺は「連絡先が書かれた単なる紙片」ではなく「その人の顔」として、丁重に扱うのが日本的なマナーといえるでしょう。

    時間に余裕を持って行動する

    日本のビジネスシーンにおいて、約束の時間に遅れることは、たとえほんの数分であっても信用を失うことになりかねません。相手方を訪問する際は、電車が多少遅れたり道に迷ったりしても

    遅刻することがないように、余裕を持って行動したいもの。

    とはいえ、あまりにも早すぎる訪問は相手の準備の都合もあり、迷惑になる場合があります。

    約束の時間の10分から15分前に目的地に到着したら、身だしなみを整え、心を落ち着けて2分から5分前を目安に訪問する、というのがベストかもしれません。

  • 上座と下座

    まとめ

    マナーが重視される場面において、忘れてはならないことは「マナーにも礼儀と同様に、人間関係の潤滑油としての意味がある」という点ではないでしょうか。

    文化によって違いはあるものの、「相手を尊重する」ということを大切に、時と場合に応じた対応ができるようにしたいものです。

    この記事の監修者
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