人間関係リセット症候群のサインとは?原因と対策を詳しく解説

ECブログ

もう人間関係をリセットしてしまいたい――そんな気持ちになることも、時にはありますよね。

もしかしたら、自分にとって身近な人や大切な人たちの中にも

「人間関係リセット症候群」に陥ってしまった人がいるかもしれません。

人間関係をリセットしたいという衝動に駆られたときのしんどさはもちろんですが、

「人間関係をリセットされた側」としても、ショックを受けたり

対応に困ったりすることもあるのではないでしょうか。

ここでは「人間関係リセット症候群」の特徴や改善方法、対応の仕方をご紹介します。

目次△▼△
メールマガジン

スマホから登録

<サンプルを読む>
メールマガジン2

人間関係リセット症候群とは

人間関係リセット症候群とは、人間関係を衝動的に断ち切るような行為を繰り返してしまうこと。

正式な病名というわけではありませんが、近年は

SNSの普及によって増加してきているともいわれます。

常に誰かとつながっていることや、ひっきりなしに連絡が入ることが、煩わしく思えてくる。

何かしらのリアクションをしなければと気をつかい過ぎて、疲れてしまう……。 こんなふうに、日常を窮屈に感じたときに現れてくる症状のようです。

e20231018_1

人間関係リセット症候群の特徴

衝動的にこんな行動をとりたくなったときは要注意!

もしかしたら人間関係リセット症候群に陥っているのかも?

その特徴的な行動は、例えば以下のようなものです。

突然退職をする

社会人が1日の大半の時間を費やしているもの。それは仕事です。

仕事の場では何かと気をつかうことが多いものですが

そこでの人間関係がうまくいっていないと、職場に行くこと自体が億劫になりますよね。

そうしてストレスをため込んだ末に

ある日突然退職してしまう、というケースがあります。

意図的な転職で頻繁に環境を変えて、その都度

以前の関係者との連絡を一切断つことを繰り返している場合は

人間関係リセット症候群に陥っている、といえるかもしれません。

SNSを削除する

SNSを利用すると、手軽に他人とつながることができますが

そのつながりは簡単に断つこともできるようです。

交流を楽しんでいるうちはよくても、SNS上で嫌なことを言われたり

他人の充実した日常を垣間見て嫉妬したりすることに疲れてしまい、

突然アカウントを削除する、というケースがあります。

友達のアカウントが前触れもなくある日突然消えていたことに気づいたら

人間関係を「リセットされた側」としてはショックですし、心配にもなりますよね。

アカウントの削除や復活を繰り返している人は

人間関係リセット症候群である可能性が高いといえそうです。

音信不通になる

人間関係リセット症候群の人は、その名の通り

人間関係をリセットしたくなるので、突然音信不通になることがあります。

最近はお互いの電話番号やメールアドレスなどの個人情報を知らずに

SNSだけでつながっている「知り合い」も少なくありませんから、

SNSのアカウントが削除されたら、その時点で連絡手段がなくなってしまう場合も。

それ以上に親しい付き合いがあった人たちも含めて、誰とも連絡を取れないようにしたり

家族とだけは連絡を取っていたりするケースもあるようです。

知り合いのいない場所へ引っ越す

心機一転、新天地で暮らしてみたいと思うことは、誰しもあるものかもしれません。

自分のことを知っている人が1人もいない環境に身を置けば

確かに気分はガラッと変わるのでしょう。

ただし、日常の人間関係が嫌になって

その都度引っ越しを繰り返しているという場合は要注意です。

人間関係リセット症候群になりやすい人とは

人間関係リセット症候群に陥りやすい人とは、どんな人でしょうか。

ここではその特徴のうち、4つを挙げてみます。

相談できる人がいない

自分の悩みを他人に相談できない人は、人間関係リセット症候群になりやすいといわれます。

相談できる相手が身近にいない環境に置かれている場合、

自分の性格的に他人に相談すること自体が苦手な場合、

あるいは、悩みを打ち明けた相手に裏切られた過去の経験から

他人に相談することを避けている場合など、いろいろなパターンがあると思いますが、

いずれにしても、誰にも相談できずに1人で悩みを抱え込んでしまう人は

ストレスや孤独感を募らせて、人間関係のリセットという行動に走りやすいといえるでしょう。

完璧主義

完璧というのは、よいことのようにも思えますが

「自分に対しても他人に対しても、何事にも完璧であることを求める人」は要注意です。

人は誰しも、日常生活を送る上では常に誰かと接しています。

その中で、他人に対して完璧であることを求め続けたなら

人間関係に支障を来すことは言うまでもありませんが、

職場でも家庭でも「自分以外の誰か」という不確定要素が絡んでくる以上

自分自身も常に完璧であり続けることは難しいでしょう。

その状況に我慢できなくなったとき「いっそのこと、人間関係をリセットして 一からやり直した方がいい」という衝動に駆られてしまうようです。

ネガティブ思考

自分に自信がなく、ネガティブな人は、トラブルに直面したときも

「何とかなる」という前向きな考えを持つことができません。

そのこともあって、悩みから逃れたいばかりに

一切の人間関係をリセットするという極端な行動に走ってしまうのではないでしょうか。

生活習慣が乱れている

「もともとの性格がネガティブだから」ということではなくても

生活習慣が乱れているときは要注意です。

生活が乱れると、心身ともに不安定になりやすいもの。

睡眠不足によるイライラ、過度の飲酒や運動不足からくる倦怠感など

体の不調は心の不調とも密接につながっています。

生活習慣の乱れからくるストレスも、蓄積すれば

ネガティブ思考に陥りやすくなってしまうのです。

人間関係リセット症候群の改善方法

ここまで人間関係リセット症候群の特徴を見てきましたが

自分自身に思い当たるものはあったでしょうか。

衝動的な人間関係のリセットによって後悔しないためにも

まずは次のような点を意識してみましょう。

睡眠や運動で気分をリフレッシュする

不規則な生活をしていると、心も体も乱れてきます。

運動をすること自体が気分のリフレッシュになる面もありますが、

運動後の適度な肉体的疲労感は、質の良い睡眠にもつながります。 ぐっすり眠ることができたら、精神的な不安定さも改善されていくのではないでしょうか。

悩みや不安を紙に書いてみる

自分が今、何に悩んでいるのか、何に不安を感じているのかを

紙に書き出してみると、すっきりする場合があります。

不安とは、何か恐ろしいものに脅かされているという感覚ですが

恐れる対象がはっきりした「恐怖」とは異なり、

「悪いことが起きそうで安心できない」というように漠然としたものです。

つまり、問題を解決する方法が分からず

どうしたらよいかと悩み続けなければならないところに

私たちの不安は膨らんでいくのではないでしょうか。

悩みや不安の内容を書き出すと、自分の考えが整理されて

冷静な判断ができるようになります。

そのとき、問題解決の糸口が見つかることもあるかもしれません。

他人や自分に期待しすぎない

他人や自分に期待し過ぎないのも大切なことです。

何事においても「自分の期待」を下回ったときは、ネガティブな思考が生まれがちです。

「あの人は、どうして~してくれないんだろう」

「こんなこと、できて当たり前なのに……」などと思えば思うほど

心は暗く、重くなっていきます。

いい意味で「期待し過ぎないこと」を心得ておけば、多少なりとも

ストレスを感じにくくなっていくのではないでしょうか。

相談できる人を見つける

悩みを人に打ち明けただけで、少し心が軽くなったという経験はないでしょうか。

自分の話に耳を傾けてくれる人、信頼できる相談相手を持つことは

心の安定を保つ上でも大切なことです。

すべての人間関係をリセットしてしまいたくなったときも、

そんなふうに心を許せる間柄であった相手の顔が思い浮かんだら

簡単に関係を断ち切ることができるでしょうか。

また、自分1人で抱え込んでいた悩みも、第三者の視点から客観的に見てもらうことで

思いがけない解決の糸口が見つかるかもしれません。

人間関係リセット症候群の方との接し方

一方、身近な人に「もしかしたら、人間関係リセット症候群かも?」と思う言動が

見られた場合は、どうしたらよいのでしょうか。

人間関係は、リセットされた側もストレスを感じることがあります。

そんな相手との接し方について考えてみましょう。

相手の行動を冷静に考える

なぜ相手がそのような行動を取ったのかを客観的に分析してみることで

自分自身が冷静になり、気持ちが落ち着いてくることがあります。

他人の心の内は分からないもの。

人間関係のリセットという、された側からすれば理不尽と思える行動を取った相手にも

何かしらの事情や思いがあるのかもしれません。

相手に変わってもらうことは容易ではありませんが、

自分の受け止め方を少しだけ変えてみることなら

それよりはずっとやさしいといえるのではないでしょうか。

課題の分離をする

「相手の課題」と「自分の課題」はそれぞれ何だったのかを

分けて考えてみるのも大切なことです。

人間関係をリセットしてきた相手が抱えている問題は、あくまでその人の問題。

「リセットされた側である自分が思い悩んでいても仕方ない」と割り切ることも

時には必要なのではないでしょうか。

また、転職や引っ越しなどでこれまでとは生活が変われば

親しく付き合う人たちの顔ぶれも、お互いに移り変わっていくものです。

人間関係をリセットされた側としては、傷つくこともあるでしょうが

その気持ちをいつまでも引きずらないように心がけて

余計なストレスを抱え込まないようにしましょう。

まとめ

人間関係をリセットしたいという衝動に駆られるのは、

心の中に大きなストレスやネガティブな感情をため込んだときではないでしょうか。

時には「関係を断ち切る必要」もあるのかもしれませんが、

一時の衝動で極端な行動に走ってしまえば、のちのち後悔をして

さらなるストレスを抱えることにもなりかねません。

一度立ち止まって、自分の状況を見つめ直す冷静さを忘れないようにしたいものです。

また、人間関係をリセットされた側がストレスを抱え込まないためにも、冷静さは大切です。

お互いに前向きな気持ちで新しい人間関係のステージに進んでいくためにも

相手に求め過ぎることなく、また、自分自身を責め過ぎることもなく

適度な距離感を保って、よりよい人間関係を築いていきたいですね。

ニューモラル出版

\ この記事の監修者 /

ニューモラル 仕事と生き方ラボ ニューモラルは「New(新しい)」と「Moral(道徳)」の掛け合わせから生まれた言葉です。学校で習った道徳から一歩進み、社会の中で生きる私たち大人が、毎日を心穏やかに、自分らしく生きるために欠かせない「人間力」を高めるための“新しい”考え方、道筋を提供しています。

ニューモラルブックストアでは、よりよい仕事生活、よりよい生き方をめざす、すべての人に役立つ本や雑誌、イベントを各種とりそろえています。あなたの人生に寄りそう1冊がきっと見つかります。

人間関係リセット症候群のサインとは?原因と対策を詳しく解説に関するおすすめ書籍はこちら

88
1151_7tunokannjou500_01
017_kokorozukaiQandA-imawomaemukiniikiru_01
メールマガジン

スマホから登録

<サンプルを読む>
メールマガジン2
↓↓他の記事を読んでみる↓↓(画像クリックで各カテゴリー記事に飛びます)
人間力
思いやり
礼儀マナー
人間関係
ストレス
親子関係
学び
ビジネス
習慣づくり

関連する投稿

人気ブログ

おすすめ書籍

月刊誌

ページトップへ