学生とこれだけ違う! これから社会人になる人が知っておくべき10の心構え

ECブログ

この記事を読む人の中には、新社会人になったばかりの人もいることでしょう。
就職活動を経て、希望の企業に内定を得るまでは、とても大変だったかと思います。お疲れさまでした。
これからは学校を中心とした生活から、会社や仕事を中心とした生活になります。今まで学生だった人にとっては大きな環境の変化でしょう。
今回は、学校生活と社会人の生活の違いや、新社会人が知っておくべき心構えについて紹介します。入社前に頭の中で描いていたことと、実際に職場で仕事をする中で感じることは必ずしも一致しませんが、事前に少しイメージしておくだけでも自信を持ってよいスタートを切れるはずです。

目次△▼△

社会人と学生で異なること

社会人と学生の生活は、時間の管理や責任の範囲、プライベートと仕事のバランスなど、多くの面で異なります。
社会人には常に「責任」と「期限」、そして「評価」がともないます。業界によって求められる能力に多少の違いはありますが、迅速かつ確実に指示された内容を処理すること、さらに自分なりの創造性を発揮して「新たな付加価値」を生み出す努力が求められます。
また、学生生活では勉学や自己探求などのインプットに重きが置かれる一方、社会人は組織やチームの一員として、自立した行動や顧客や会社のために価値を提供するアウトプットの作業、そして周囲の人との協調性が求められます。

新社会人が知っておくべき10の心構え

1.責任の範囲を考える

学生の場合、自分がやったことが直接影響する範囲はそんなに広くありませんが、社会人になると自らの行動がチームや会社全体の信用にかかわることがあります。
組織に所属する会社員は、一人ひとりが「会社の顔」です。大げさに聞こえるかもしれませんが、取引先や一般の人にとっては、目の前にいるあなたがそのまま「会社のイメージ」となるのです。
また、入社してすぐは先輩のサポートに入る機会も多いでしょうが、その際は“お手伝い感覚”でなく、主体性を持って目の前の仕事に取り組むことで、実際にやっている内容以上のことを吸収できます。
そして、社会人は自分の仕事に対する責任感を持ち、最後までやり遂げることが求められます。ひとつの仕事は会社の業務の一部分にすぎませんが、途中で投げ出してしまえば、その仕事にかかわる多くの人に迷惑がかかります。
しかしながら、「責任感」とは一人ですべてを抱え込むことではありません。必要があれば上司に状況を報告し、周囲にサポートを求めるなど早めに対処することも大切です。

2.コミュニケーションを大切にする

社会人にとって、コミュニケーションの相手は同僚だけでなく上司や取引先、顧客など多岐にわたります。
相手を尊重する姿勢で失礼なく対応するためには、最低限のフォーマルな対応が求められます。基本的な敬語は早めに身につけておきましょう。
職場や取引先で挨拶をするときは、単に「おはようございます」「こんにちは」というだけでなく、何かひと言、感謝の気持ちや気配りの言葉を添えるとよりよいでしょう。
例えば、仕事でお世話になった人には、「先日はお世話になりました。ありがとうございました」「何かほかにお手伝いすることはありませんか?」など自分の気持ちを素直に挨拶に加えるだけで、相手から親近感を持たれます。周囲からのあなたへの信頼度も確実にアップするはずです。
また、新入社員は研修や会合などで多くの初対面の人と接する機会が増えますが、まずは謙虚な姿勢と「聞き上手」を心がけてみましょう。諸先輩たちが語る経験談から学ぶことも多いはずです。

3.時間管理を徹底する

どのような仕事にも必ず期限や締め切りがあります。
仕事ができる人は、例外なく時間管理が上手です。とても忙しそうなのに、5分、10分という小刻みな時間を大切にし、上手にやり繰りしながら自ら時間をつくり出しています。
最近は企業側もさまざま働き方を検討しており、フレックス制やコアタイム、リモートワーク(在宅勤務)を導入する会社も増えていますが、業務内容によっては残業の多い会社もあります。そのようなときも、ただダラダラと残業するのではなく「何時までに終わらせよう!」と自分の中で目標時間を設定しましょう。ちょっとした意識が仕事の効率化につながります。

4.チームワークに重きを置く

会社の一員として組織で仕事をするかぎりは、どのような部署に配属され、どのような役割を担おうともチームワークや協調性が求められます。所属する組織では、あなた一人だけ業績を上げていればよいわけではありません。
組織全体の成果は単に個人の成果の総和(全体の合計)ではなく、組織全体が円滑に順調に機能したときに相乗効果を発揮し、期待以上の結果が生まれるものです。そのためにも、関係者に向けた「報告、連絡、相談」を徹底し、仕事の進捗や必要な情報を共有することを意識しましょう。
また、一人の力では成し遂げられないことでも、チームの知恵と力を集めて達成できることもあるでしょう。これこそが組織やチームとして働く醍醐味でもあります。

5.学び続ける姿勢を持つ

多くの新入社員は入社後、基本業務や仕事の内容についての研修やセミナー、OJT(オンザジョブトレーニング)などを受けます。
しかし、仕事の内容をより深く理解するには、自ら情報を調べたり、新しい知識や関連する業務などを積極的に勉強したりしなければいけません。
自分が受け持つ仕事に対する理解が深まると、自信を持って取り組めるようになります。すると仕事に対するやりがいが増し、会社に貢献する結果につながります。上司や会社から評価され、より高いレベルの業務を任されることもあるでしょう。
昨日より今日、今日より明日と進歩できるよう、社会人として学び続ける姿勢を持つことが、人生を意義あるものにする出発点になります。

6.積極的に動く

新しく入った人が自分の意見やアイデアを積極的に発信する姿勢は、会社全体にいい効果をもたらします。既存の製品やサービス、社内環境など、新入社員ならではの新鮮な視点で観察することで、新しい発想や斬新なアイデアが生まれることも少なくありません。
よいチャンスは多くの場合は人が運んでくるもの。そのチャンスをものにできる人に共通するのはフットワークが軽く、普段から積極的に行動しているという点です。
所属先のグループだけの狭い範囲で交流するのではなく、多くの人とコミュニケーションを取るように心がけるなど、人間関係においても普段からいろいろな場所で“種まき”しておきましょう。

7.フィードバックを受け入れる

大人になると、他人から自分がどう見えているかを知ることはなかなかありません。ですから、社会人にとって、外からのフィードバックは自らの強みや弱点を知る貴重な機会です。
肯定的なものも否定的なものもひっくるめて、自らがかかわった仕事の評価です。たとえ厳しい上司の下で仕事をすることになっても、「ハズレの上司に当たった」と考えるか、「自分は上司に恵まれた」と考えるかで、その人の今後の成長の幅が変わってきます。
否定的なアドバイスは耳をふさぎたくなるかもしれませんが、取引先や顧客、上司から何か指摘を受けた場合は、学びと成長の機会と捉えて、できるだけ素直に受け入れたいものです。

8.ゼネラリストとスペシャリスト

日本では、かねてからゼネラリスト(広範な分野の知識、技術、経験を持つ人)志向が強く、企業の中核業務を担う社員のことを「総合職」と呼ぶように、「何でもできる人」が理想的な人材であると考えられてきました。
しかしながら、昨今はある分野において高度な専門領域を持つスペシャリストやプロフェッショナルな社員がいないと、企業として社会のニーズに応えられないという考えが定着しつつあります。
これからは、一芸に秀でるスペシャリストでありながら、同時にゼネラリストの面も持ち合わせた人材が重宝される時代といえます。ですから、目の前の仕事だけでなく、将来手がけるであろう仕事も含めて、早い段階から自分の得意とする領域(分野)を見つけて、専門知識やスキルを磨くことが大切です。

9.ワークライフバランスを意識する

「人生100年時代」といわれる昨今、70代まで働く人も珍しくない時代になりました。生涯現役で充実した人生を送るためには、心身ともに健康的な日々を送ることが大切です。

仕事をやるときはトコトンやり、遊ぶときは遊び、疲れがたまったらしっかり休暇をとって充電する。家庭を持った際は男女関係なく家事や子育てに積極的にかかわるなど、働く生活とプライベートな生活にメリハリをつけて、人生をトータルで長い目で考えるという視点を持ちましょう。
新入社員の場合、本人は自覚していなくても、知らず知らずのうちにストレスをためている可能性があります。いくら仕事ができる人でも、健康でなくては本来の能力を発揮することができませんから、まずは「心身の健康が第一」と認識し、食事や睡眠、適度な運動を意識して自身の健康管理に努めましょう。

10.ニュースや情報を収集する

仕事ではときに、過去のやり方では通用しない場面があります。ビジネスの常識が刻々と変わる時代でもありますから、固定観念にとらわれず臨機応変な対応ができる人が求められます。そのためには普段から政治や経済、社会問題など、世の中の出来事に対し、常に“自分ごと”として興味や関心を持っておく必要があります。
いま世の中で何が受けているのか?次はどのようなトレンドが来るのか?など、普段から新しい情報にアンテナを張っておくことも大切です。
社会人になったタイミングで新聞を読んだり、朝のニュースを見たりすることを毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか?たとえそれが自分の仕事とは異なる分野の話題であったとしても、思わぬところで大いに役に立つはずです。

まとめ

社会人としてスタートを切ったばかりの時期に一緒に切磋琢磨した仲間とは、一生の付き合いになることも少なくありません。
また、仕事に慣れた頃には「こんなふうになりたい」という先輩が見つかったり、「こんなことをやりたい」と具体的な目標を胸に抱いたりすることもあるでしょう。
もちろん、仕事だけが人生ではありませんが、もしあなたが生涯働き続けようと考えているのなら、これからの多くの時間を会社や仕事とともに生きることになります。初心を忘れず、自分の仕事にやりがいを持ち、仲間とともに充実した時間を過ごすことができたなら――。
仕事に取り組む心構えは、日常の過ごし方から人生のあり方までも左右する非常に大切なことといえるはずです。

この記事の監修者

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