廣池 千九郎 著 廣池 幹堂 編
A6判 上製 229頁
ISBNコード: 978-4-569-83870-0
道徳経済一体思想を説いた先人の箴言集
自分よし、相手よし、第三者よし――喜びに満ちた人生と社会を築くため、「三方よし」という指針を説いた廣池千九郎(総合人間学モラロジーの創建者、1866〜1938)。その「道徳経済一体」という経営思想に現代的な視点を加えてまとめ直したものです。企業の繁栄と永続、人づくりのヒントが凝縮された1冊。
※PHP研究所発行の書籍を、モラロジー道徳教育財団出版部のオンラインショップで取り扱っています。
【主な内容】
第1章 道徳と経済は一体である
第2章 会社経営の要諦
第3章 人づくり
第4章 ものづくりとサービス
第5章 経営者が心得るべきこと
第6章 経営者がなすべきこと
第7章 企業の財務と組織管理
第8章 後継者へのバトンタッチ
廣池千九郎(ひろいけ・ちくろう)
慶応2(1866)年3月29日、大分県中津市生まれ。青年期に教育者として初等教育の普及に取り組み、未就学児童のための夜間学校開設や、道徳教育の充実を目的とした『新編小学修身用書』の発行、日本初の教育互助会の設立などにも尽力した。さらに地方史の魁となる『中津歴史』を執筆、のちに『古事類苑』(日本最大の百科史料事典)の編纂に携わるとともに、「東洋法制史」という新しい学問分野を開拓、大正元年に独学で法学博士号を取得した。大正15年、『道徳科学の論文』を完成させ、総合人間学モラロジーを創建。昭和10年、千葉県柏市に「道徳科学専攻塾」を開設し、モラロジーに基づく社会教育と学校教育を共に行う生涯教育をスタートさせた。現在、社会教育は公益財団法人モラロジー道徳教育財団、学校教育は麗澤各校(大学・高校・中学・幼稚園)を有する学校法人廣池学園へと受け継がれている。昭和13(1938)年6月4日逝去。享年72。
廣池 幹堂(ひろいけ もとたか)
昭和25年(1950年)、東京に生まれる。麗澤高等学校、東北大学教育学部を卒業後、ロンドン大学教育研究所に留学。その後、麗澤大学外国語学部助教授、麗澤大学ワシントン事務所代表を経て、平成元年より財団法人モラロジー研究所理事長、学校法人廣池学園理事長、麗澤大学学長(〜平成15年3月)、財団法人麗澤海外開発協会会長、著書に対談集「21世紀をどう生きるか」「世界に誇る日本人」(モラロジー研究所)がある。