私、合ってますよね?-しちゃう、できない、やめられないの正体_玉井 仁[著]

私、合ってますよね?-しちゃう、できない、やめられないの正体_玉井 仁[著]

商品情報

私、合ってますよね?-しちゃう、できない、やめられないの正体_玉井 仁[著]

自分と他人をもっと理解したい人へ

玉井 仁

四六判(128mm×188mm)
2025/2/20発売
208頁

ISBNコード:978-4-89639-297-5

商品説明

街角のカフェの入り口に「よろず相談 お話なんでもどうぞ」のメッセージ。
そんなカフェのマスターがもし、カウンセラーだったら――
カフェを訪れた7人の悩めるお客さまと(著者が扮する)マスターとの会話から見えてきた問題点と対処法。その悩み、過去に置いてきた「課題」のせいかも?

●他人と衝突しちゃう

●自分を評価できない

●検索するのがやめられない――など。

深刻な悩みではないけれど、「なぜか何度も同じ失敗をしてしまう」「自分がうまくコントロールできない」と感じたことはありませんか?
人は誰もが何かしらの思考や行動パターンにとらわれています。それが強くなりすぎると自分で自分を苦しめ、周囲に迷惑をかけることも……。

人間関係などで無意識にやってしまう考え方のクセや行動について、精神分析学者エリク・エリクソンの発達理論と身近なエピソードをベースに「人の成長」と「人生の課題」について考えます。

7人の説明

この本に登場する7人のタイプをご紹介します。それぞれの人が持ち合わせたパターンや特徴により、表れやすい感情やセルフイメージが異なります。気になるタイプをタップして詳細をご覧ください。


+第1章:正しさから自由になれない「私は合っている」さん

💬 口癖:「みんなわかるよね?」

  • 表れやすい感情:怒り
  • 軸:自分
  • セルフイメージ:私は正しい
  • 他者へのスタンス:見下す
💡 石橋の例え:石橋は「大丈夫なはず」とたたかない


+第2章:感情を持て余した「わかってほしい」さん

💬 口癖:「なんとかして!」

  • 表れやすい感情:すべての感情
  • 軸:自分
  • セルフイメージ:よくわからない
  • 他者へのスタンス:私を落ち着かせろ(欲求)
💡 石橋の例え:石橋をおぶって渡してくれる人を呼んでいる


+第3章:他人からの評価が頼り「これでいいのかな?」さん

💬 口癖:「あなたに合わせます」

  • 表れやすい感情:不安・恥
  • 軸:他者
  • セルフイメージ:私は未熟
  • 他者へのスタンス:教えてちょうだい(欲求)
💡 石橋の例え:石橋を叩きながら「これ大丈夫?」と人に聞く


+第4章:正解を求めてさまよう「自分を検索中」さん

💬 口癖:「間違いたくない」

  • 表れやすい感情:劣等感
  • 軸:他者
  • セルフイメージ:自信がない(教えて、助けて)
  • 他者へのスタンス:OKと言ってほしい(欲求)
💡 石橋の例え:ひたすら石橋を叩き続けている


+第5章:効率にとらわれた「コスパ・タイパ至上主義」さん

💬 口癖:「結果を出したい」

  • 表れやすい感情:焦り
  • 軸:自分
  • セルフイメージ:役に立たないといけない
  • 他者へのスタンス:基本無視、役に立つのか?
💡 石橋の例え:石橋に気が付かずに進む


+第6章:つながりを諦めた「どうせ最後はひとり」さん

💬 口癖:「ひとりでだいじょうぶ」

  • 表れやすい感情:無力感
  • 軸:自分
  • セルフイメージ:もう無理
  • 他者へのスタンス:煩わしい
💡 石橋の例え:石橋自体を渡らない(向こうに行っても仕方ない)


+第7章:誰のことも信じられない「いつも力が抜けない」さん

💬 口癖:「気持ちが休まらない」

  • 表れやすい感情:不信感
  • 軸:なし(そのときどきで変化)
  • セルフイメージ:自分が嫌い
  • 他者へのスタンス:信じられない
💡 石橋の例え:石橋を信用せず橋の下を無理やり渡ろうとする

「こういう人いる!」「もしかして私も?」

心にスッと入ってくる7人のお話を入り口に、その人物の問題の背景やそれが意味することについて、
心理学的な視点から向き合い、それぞれの悩みを掘り下げて解説。

抜け出し方も紹介します。

あなたはどのタイプ?

チャート

主な内容

はじめに

+第1章 正しさから抜け出せない

  • 「私、合ってますよね?」
  • 失敗との距離間について
  • 「負けること」と「受け入れること」
  • 正しさから自由になれない「私は合っている」さん
  • 理想を追求するのは悪いことではない
  • 「正しいこと」は誰もが評価するはず?
  • 「こうあるべき」の同調圧力
  • 人の話に耳を傾けることが苦手な人
  • 周囲の後押しで育つ「自分はできる」感
  • クリアできなくても人生が決まるわけではない

+第2章 感情のコントロールができない

  • 「私は大変なんだ」
  • もうひとつの言い分
  • 感情を持て余した「わかってほしい」さん
  • 自分をラクにするのは誰?
  • 自己主張と距離感の調整
  • 感情がちゃんと下がることを意識する
  • 持ち切れない感情を「委ねて」いた
  • 自分で感情の面倒を見られるように
  • 理性と感情の絶妙なバランス

+第3章 「自分はできない」と思い込む

  • ちゃんとできているはずなのに……
  • 自信は人から「もらう」もの?
  • 有能感と無能感について
  • プラスの自分とマイナスの自分
  • 他人からの評価が頼り「これでいいのかな?」さん
  • 自己肯定感を育むために
  • 「なんで私ばっかり」という被害的な思考
  • 自分の中の「これでいい」が信じられない
  • 勤勉さと劣等感のバランス
  • 「それなりにできた」と思えるように

+第4章 自分のことを定めきれない

  • スマホで確かめる人
  • 「複雑な私」と「皆と同じ自分」
  • 正解を求めてさまよう「自分を検索中」さん
  • 自分の立ち位置を決められるか
  • 自分の主張と「みんな」のバランス
  • 見ないふりをしても不安は消えない
  • 実験しながら居場所を探す
  • どんな自分を見出していくか

+第5章 「もっともっと」がやめられない

  • 忙しくする人
  • 家族との関係を見つめ直したら……
  • 効率にとらわれた「コスパ・タイパ至上主義」さん
  • 「早いことはいいこと」という思い込み
  • 手段と目的を取り違えてしまった
  • 「愛」を忘れていないか?
  • 人として成熟するためのステップ
  • 大切にしたいことを改めて考える

+第6章 自分の中に引きこもる

  • 人の役に立ったという感覚
  • 「自分」で終わっていないか?
  • 引きこもる人たちの世界
  • つながりを諦めた「どうせ最後はひとり」さん
  • 早い終わりを待つだけのような
  • 自分を守れないから世界を小さくする
  • 「お世話」から生まれるつながり
  • 次の世代にバトンを引き継ぐ

+第7章 自分も他人も信頼できない

  • 子育てを通して自分を振り返る
  • 警戒心が手放せない
  • 誰のことも信じられない「いつも力が抜けない」さん
  • 自己批判・他者批判が強すぎる
  • 力の抜き方がわからない
  • 信頼は小分けにする
  • 「なんとかなる」から「まいっか」へ
  • 人を信じて自分を好きになる

おわりに ― 老年期と人の英知を探して ―


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著者略歴

玉井
玉井 仁(たまい ひとし)

博士(学術)、臨床心理士、公認心理師、精神保健福祉士。
東京メンタルへルス・カウンセリングセンター長。玉井心理研究室も主宰。
ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン卒業。NPO法人青少年自立援助センターの創設スタッフとして勤務後、大学院で臨床心理学を修める。公立の教育センターにて相談員として勤務の後、CIAP(嗜癖問題臨床研究所)付属相談室相談員、IFF (家族機能研究所)サイコセラピスト・相談室室長を歴任、精神科クリニックにおいて心理援助に従事、支援経験を重ねる。認知行動療法を中心に、深層心理まで広い視野で感情・衝動・心の深い変容に向けた個人・組織支援の傍ら、研究も継続的に発表している。

 

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