髙 巖・清水千弘【著】 AIビジネスの基礎と倫理的課題

髙 巖・清水千弘【著】 AIビジネスの基礎と倫理的課題
商品情報

髙 巖・清水千弘【著】 AIビジネスの基礎と倫理的課題

これからのビジネスに必要なAIツール開発・導入の基礎が学べる入門書

髙 巖・清水千弘 著

A5判・並製 304頁

ISBNコード:978-4-89639-284-5

商品説明

\初めて学ぶ人におすすめ!/

経営学を学ぶ学生や中小・中堅企業の経営者、企業倫理の研究者に向けて執筆された、AIの基礎を理解するための入門書。デジタル基盤の整備を進めるうえでの留意点も分かりやすく解説。また、AIの普及に伴う、個人のプライバシーや社会分断の問題、偽情報の拡散など、倫理的課題についても言及。
 

主な内容

はじめに

どのような流れで学ぶか

第1章 AIツール導入に関する基本事項

  • 第1節 AIツールを活用する企業にはどのようなタイプがあるか
  • 第2節 AIツール導入の目的は何か
  • 第3節 経営者はどのようにリーダーシップを発揮すべきか
  • 第4節 タスクフォースは構想フェーズで何をすべきか

第2章 歴史を通して「AIの基本」を学ぶ

  • 第1節 AIの歴史を見る上での重要な視点は何か
  • 第2節 第1次AIブームとその終焉は何を意味したか
  • 第3節 第2次AIブームとその終焉は何を意味したか
  • 第4節 第3次AIブームはどのようにして訪れたか
  • 第5節 AIはどのような分野で利用・応用されているのか

第3章 ニューラルネットワークと深層学習

  • 第1節 ニューラルネットワークとは
  • 第2節 畳み込みニューラルネットワーク(CNN)とは
  • 第3節 主要なその他学習アルゴリズム

第4章 回帰モデルとアルゴリズムを選択する視点

  • 第1節 課題としての「不動産価格の予測」
  • 第2節 回帰モデルによるツールの構築
  • 第3節 ニューラルネットワークによるツールの構築
  • 第4節 実用性のあるツールを構築する際の「視点」

第5章 AIツール導入への組織的対応

  • 第1節 日本企業の現状
  • 第2節 リーダーシップの発揮は千差万別
  • 第3節 構想フェーズ
  • 第4節 業務・システム要件定義フェーズ
  • 第5節 設計・開発フェーズ
  • 第6節 稼働フェーズ

第6章 構想フェーズにおける課題抽出 ――3つのケースに学ぶ

  • 第1節 キュウリ農家における取り組み
  • 第2節 武蔵精密工業株式会社における取り組み
  • 第3節 トラスコ中山株式会社における取り組み

第7章 構想フェーズにおける課題抽出 ――資生堂のケースに学ぶ

  • 第1節 オプチューン事業の始動
  • 第2節 課題抽出の4つのステップ
  • 第3節 稼働フェーズにおけるチューニング
  • 第4節 サービス終了となった第1の理由
  • 第5節 サービス終了となった第2の理由
  • 第6節 サービス終了となった第3の理由

第8章 AIとデジタル・プラットフォーマー

  • 第1節 MDPに関する基本概念
  • 第2節 MDPの発展ステージとAIツールの開発・普及
  • 第3節 2つのタイプのMDPと比較対象
  • 第4節 MDP事業者と従来型事業者を分ける6つの着目点
  • 第5節 従来型事業者との比較を通じてのMDPの優位性

第9章 AIツールを価値創出に結びつける ――アマゾンのケースに学ぶ

  • 第1節 主要概念とアマゾンを取り上げる理由
  • 第2節 2つの問いに対する結論
  • 第3節 アマゾンの5つの成長段階

第10章 既存企業に対する4つの提言

  • 第1節 AIツールの開発・導入に力を注ぐこと
  • 第2節 事業全体の実現可能性を十分にテストすること
  • 第3節 社会課題の解決に資するものであるかを確認すること
  • 第4節 市場で解決可能な課題は事業化できるとの発想を持つこと

参考文献
 


 

著者略歴

髙 巖(たか いわお)

昭和31年(1956年)生まれ。現在、麗澤大学名誉教授。明治大学経営学部特任教授。
商学博士(早稲田大学)。ペンシルベニア大学ウォートン・スクール客員研究員、麗澤大学大学院経済研究科教授、京都大学経営管理大学院客員教授等を歴任。内閣府消費者委員会委員長等も務め、日本の企業倫理の確立に貢献した。著書に、『ビジネスエシックス「企業倫理」』(日本経済新聞出版社)、『日本航空の破綻と再生』(ミネルヴァ書房)『H.A.サイモン研究――認知科学的意思決定論の構築』(文眞堂)等がある。

清水 千弘(しみず ちひろ)

昭和42年(1967年)生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科博士後期課程中退。環境学博士(東京大学)。麗澤大学経済学部教授、ブリティッシュコロンビア大学経済学部客員教授、シンガポール国立大学不動産研究センター客員教授、香港大学建設不動産学部客員教授、日本大学教授、東京大学空間情報科学研究センター特任教授等を歴任。また、財団法人日本不動産研究所研究員、㈱リクルート住宅総合研究所主任研究員、リクルートAI研究所フェロー、キャノングローバル戦略研究所主席研究員、金融庁金融研究センター特別研究員等も務めた。専門は指数理論、経済測定、ビッグデータ解析、機械学習、不動産経済学。
現在、麗澤大学国際総合研究機構副機構長、一橋大学ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センター教授。マサチューセッツ工科大学不動産研究センター研究員を兼務する。
著者に、『Property Price Index』(Springer:共著)、『市場分析のための統計学入門』(朝倉書店:単著)、『スポーツデータサイエンス』(朝倉書店:編著)、『不動産市場の計量経済分析』(朝倉書店:共著)、『不動産テック』(朝倉書店:編著)等がある。

 

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