先日、久しぶりに会った友人から、仕事の話を聞きました。
「最近、新しい仕事を任されてね」
「忙しいけど、けっこう楽しいよ」
そんな話を聞きながら、
「それはよかったね」と答える。
嬉しそうに話す友人を見て、こちらも嬉しくなりました。
ところが、そのあと。
なぜか友人の話が、少しだけ頭に残りました。
「楽しそうだったな……」
そして気づけば、自分の仕事と比べている。
さっきまで、そんなことは考えていなかったのに……
「人は人、自分は自分」
頭では、そう分かっているつもりです。
人にはそれぞれ事情がありますし、歩んできた道も違います。
それなのに、誰かが仕事で評価されたと聞いたり、
楽しそうに暮らしている姿を見たりすると、
「それに比べて、自分は……」
と考えてしまうことがあります。
人と比べても仕方がない。
そう分かっているのに、
なぜ私たちは比べてしまうのでしょうか。
もちろん、
人と比べることで、苦しくなってしまうこともあります。
でも、人と比べて心が動くことは、
いつも悪いことなのでしょうか。
なぜ「全員」ではなく、「あの人」に反応してしまうのか?
考えてみると、私たちは何から何まで、
誰とでも比べているわけではありません。
同僚が昇進したと聞いても、あまり気にならないこともあります。
一方で、誰かが楽しそうに仕事をしている姿を見ると、
なぜか心がざわつく。
もちろん、その逆の人もいるでしょう。
だとすると、
「人と比べてしまった」ということよりも、
「その人の何が、そんなに気になったんだろう?」
と考えてみると、少し違ったものが見えてくるかもしれません。
誰かを見て、なぜか心がざわついたとき、
その人の何が気になったのか。
そこを少し眺めてみると、自分でも気づいていなかった、
「本当はこうありたい」が見えてくることも
あるのかもしれません。
人と比べないようにする前に。
比べてしまった自分を責める前に。
こんなふうに、自分に聞いてみるのもよさそうです。
<今週の問い>
「私は、あの人の何がそんなに気になったんだろう?」
今週、誰かと自分を比べていることに気づいたら、
少しだけ思い出してみてください。
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