先日、週末の予定について、家族から聞かれました。
「明日って、何時に出るんだっけ?」
「△時だよ」
そう答えながら、心の中では、
「前にも説明したんだけどな……」と、
少しだけ引っかかりました。
たしかに、前にも出発時間の話をしました。
だから、「一度聞いたんだから、覚えていてもいいのに」と
思ったのですが……。
よく考えてみると、私にとっては自分の予定です。
何時に出るのかも、その前に何をするのかも、
自分のことだから覚えている。
でも、相手にとっても、同じくらい頭に残ることだったのでしょうか。
そんなことを考えていると、
似たようなことは仕事でもあるな、と思いました。
「一度聞けば分かる」って、誰の話?
前に一度、仕事のやり方を説明したのに、
「これって、どうすればいいんでしたっけ?」と、また聞かれる。
そんなときにも、
「前にも説明したのにな」
「これくらい、一度聞けば分かるでしょう」
と思うことがありませんか。
でも、自分にとっては毎日のようにやっている仕事でも、
相手にとっては、まだ慣れていない仕事かもしれません。
自分なら分かる。
自分なら覚えている。
自分なら、そこまで説明されなくても気づく。
それが、いつの間にか、「これくらい、普通は分かる」に 変わっていたのかもしれません。
「普通」の中に、何がある?
もちろん、仕事であれば、覚えてもらわなければ困ることもあります。
何度も同じことを聞かれれば、「また?」と思うのも自然なことでしょう。
それでも、「どうして、これくらい分からないんだろう」と思ったとき。
相手を見る前に、ほんの少しだけ、
「私は今、何を “ 普通 ” だと思っているんだろう?」と考えてみる。
すると、相手のことだけではなく、
自分のことも少し見えてくるかもしれません。
<今週の問い>
「それって、誰にとっての “ 普通 ” だろう?」
誰かに「どうして分からないんだろう」と感じたとき、
少しだけ思い出して、自分に問いかけてみてください。
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