野口 芳宏 著
A5判 128頁
ISBNコード:978-4-89639-151-0
子育てについての考え方を深めるのにふさわしいヒント集
収められた20余編のお話は、子供を教育するとはどういうことなのかを読者に語りかけます。
【主な内容】
まえがき――生涯が学び合い、教え合い
第一章 学ぶわが子への不安と期待
[第一章の序] 「当事者」だったら、と考える
•お手々つないで―
•入学式のダルマさん
•母子家庭の父親参観日
•夏休み中のプール開放考
[第一章のまとめ] 与えられた世界でベストに生きる
第二章 親と教師 信頼感と距離感
[第二章の序] 教育は信頼と尊敬によって成り立つ
•月謝を払ってるんですよ
•逃げることと挑むこと
•分けてもよいこと、いけないこと
•忘れられない家族旅行
•子供たちを迎えてきた大焚き火
•体操着を届けて
[第二章のまとめ] 毅然とした態度で向き合う
第三章 思春期の子にどう接するか
[第三章の序] 思春期の子育て三ポイント
•土曜の夜はちびっこカレー
•七夕祭りの願いごと
•元気で学校へ行くんだぞ
•窓ガラスを割っちゃった
•おはようございます!
•平手打ち
[第三章のまとめ] 「見えないもの」が「見えてくる」
第四章 親と子 教え教えられること
[第四章の序] 親子関係の残念な変化
•お爺ちゃんとの別れ
•豆穀の焚き火
•墓場の戒め
•父の背中を流す
•新しい学生服
•父母の恩、祖父母の恩
[第四章まとめ] この「父親」を見よ
あとがき
野口 芳宏(のぐち よしひろ)
昭和11年(1936年)、千葉県君津市に生まれる。千葉大学教育学部卒業。千葉大学附属小学校教諭、公立小学校の教頭、校長を経て、北海道教育大学教授、月刊雑誌編集長等を歴任。現在、日本教育技術学会名誉会長、日本言語技術教育学会副会長、同理事、(財)モラロジー研究所教育者講師。著書は、『小学生までに身につける子どもの作法』(PHP研究所)、『子育てが楽しくなるこだわり方』『授業の話術を鍛える』『子どもの話す技術を鍛える』(以上、明治図書出版)ほか多数。