ここで勉強することは、将来たいしたことになりますよ――。
昭和10年、麗澤の第一期生として入学し、その後75年にわたり教育一筋に歩んできた筆者の麗澤人生は、廣池千九郎のこの言葉で始まった。 創立者の思い出や、受け継がれる麗澤教育のすばらしさが綴られています。
【主な内容】
•「ご苦労さん」の一言
•『論文』十冊より本科生一人を
•品性の仕入れの場
•専攻塾のみやげとは
•博士は大きなことを言う
•厳しいお叱り
•「大切なものは手元に置きなさい」 ほか
【著者略歴】
宮島 達郎(みやじま たつろう)
大正6(1917)年生まれ。岐阜県出身。昭和10年、道徳科学専攻塾入塾。同15年卒業の後、同塾助講師、千葉外事専門学校助教授、母校の岐阜県立武義高等学校教諭を経て、麗澤高校教諭、麗澤大学講師、同助教授、同教授、同教職科目主任、同イギリス語学科主任を歴任し、平成2年名誉教授。 この間、麗澤高校主事、麗澤会理事長も兼任。 また、柏市公民館運営審議会委員、柏市図書館運営委員、全国私立大学教職課程研究連絡協議会千葉県・茨城県支部長、(学)廣池学園評議員、(公財)モラロジー研究所社会教育講師等を歴任。現在(学)廣池学園顧問、(公財)モラロジー研究所参与。