モラロジー研究所出版部 編
新書判 118頁
ISBNコード:978-4-89639-260-9
モラロジー教育の草創期に廣池千九郎の指導を受け、全国各地で活動に尽力した人々が語る逸話を収録。廣池の教育にかける思いと、その感化を受けた門人たちの情熱が蘇る。
【主な内容】
一、道を伝える
・人を助けようという心ができ始めたら、それは自分が助かりかけたあかしだ
・道徳を実行しようと思って聞いていたか
・報酬は神様からもらう
・モラロジーのおかげでだんだんと落ち着いてきた
・大事なお客様をもてなしてくれてありがとう
・道徳に命令はない
・モラロジーは元来一つであって、人や地方によって違うわけがない
二、親心の導き
・諸君が偉くならなければならぬ
・思いやりができれば最高道徳の実行者の内
・今度出す書物の序文の原稿ができたから、持ち帰って読んでみなさい
・相手の心を救うことに努力するほかない
・一視同仁、みずから実行して範を示す
・あの人はきっとおなかが空いている。何かすぐ食べられるものはないか
・風邪を引いたらいけない。すぐお入りなさい
・鞏固・偉大・永久・末弘
三、救済の心
・ただ大楠公のような人物ができることが肝要
・一挙手一投足が救済
・他人のためには惜しみなく、自分のことは倹約を
・自己保存をすることもできないような人間が人を救うことができるか
【執筆者一覧】
阿部 康治(あべ やすじ/1905〜1992)
桑原 誠造(くわばら せいぞう/1901〜1981)
白木 茂安(しらき しげやす/1890〜1967)
十川 栄(そがわ さかえ/1902〜1993)
塚谷 政蔵(つかたに まさぞう/1885〜1971)
松浦 香(まつうら かおる/1901〜1989)
三輪 勝雄(みわ かつお/1904〜1995)
矢野 浩蔵(やの こうぞう/1899〜1961)
山田 隆造(やまだ りゅうぞう/1903〜2002)
山本 龍作(やまもと りゅうさく/1889〜1976)