東洋法制史研究の第一人者である著者が、廣池千九郎の学問研究の態度や思想の特色、さらにその人間像を浮き彫りにしつつ、学問的業績を明らかにする。
【主な内容】
•めぐり会い
•千英先生の知遇
•真実の生き方
•広池博士を語る
•『広池博士全集』(第三巻)の校訂を終えて
•広池博士の学問の軌跡
•法政史研究における広池博士の地位
•『東洋法制史序論』および『本論』について
•『東洋法制史序論』の意義
•『生誕百年 広池博士記念論集』序
•『論集』に全力尽す
•『広池博士記念論集』の増補と『大唐六典』の訓点本について
•増補改版の序『広池博士記念論集』
•解題 訓点本 『大唐六典』
•『大唐六典』の補訂について―ある批評に答えて
•祖述と解釈―広池博士の『東洋法制史講案』の修補に因んで
•解題 『東洋法制史講案』
•解題 『日本・中国法制史講議彙編』
•解題 『清国調査旅行資料集』
•解題 『大清商律評釈』
•広池博士の遺稿とその整理
•跋
【著者略歴】
内田 智雄(うちだ ともお)
法学博士。同志社大学名誉教授。著書『中国農村の分家制度』(岩波書店)、『訳注中国歴代刑法志』(創文社)、『訳注続中国歴代刑法志』(創文社)その他。
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