誌名『れいろう』は、透きとおって光り輝く玉のような人間性を象徴する「八面玲瓏(はちめんれいろう)」という言葉に由来しています。
昔話のヒロインは、おしなべて「雪のように白い肌の娘」とされるのが定番だ。ルッキズムうんぬんは横に置くとして、東西と追わず人々が「白」を正義と考える心情は興味深い。冬のある晴れた日、降り積もった雪が陽光に輝くときのすがすがしさ。空の青を混ぜ込んだような清潔感のある白。昔の人はそのような白色を「藍白」と呼んだ。
「あの人、助けが必要そうだな」「これをしたら喜ばれるかも」そう思いながらも、躊躇してしまうことはありませんか。せっかく、人のためになりたい、良いことをしたいと思っているのに行動できないのは、もったいないですね。
行動に移すためには何が必要なのか、一緒に考えていきましょう。
<今すぐできる 親孝行のレシピ 16>「病気の父親・母親に、誰もがしてあげられる」親孝行 / 志賀内泰弘
<絵草紙屋れいろう堂 4> 東海道五捨三次之内蒲原 夜之雪 / 歌川広重
<れいろうカレッジ>
今月のテーマ:臆病と無謀のあいだに
【ステップ② 学んでみよう】揺るぎない決断力と行動力で日本のために邁進した西郷隆盛 / 歴史作家 河合 敦
【ステップ③ 深めてみよう】率先善を認め勇を鼓してこれを貫く
<家族で論語「子曰く」 14>義を見て偽ざるは、勇無きあり
<親子で語り継ぎたい ふるさと偉人伝 62>ささやかな幸せを優雅な歌にのせて ―― 幕末の福井に生きた歌人・橘曙覧 / 白駒妃登美
<今日から始める 自分磨きの習慣 133>締めくくり / 三枝理枝子
<日本さんぽ 38>北九州市、行橋市など(福岡県)
<伝統行事を知ろう!>
<凜として麗しく 23> 着物に教えていただくこと / 森 日和
<大津たまみのこころ晴れ晴れ片づけ日和 2> 片づけに踏み出せない気持ちを理解し、受け入れることが第一歩です / 大津たまみ
<心に残る話>その子に合った学び方 / 西村 徹
<日本美を伝える 86 感性が目覚める をかしめでたし日本の暦編>如月 春立つ始まりのとき / 石川真理子
<一隅を照らす 2>銭湯設計 / 一級建築士 今井健太郎
<なぞって味わうこの一文 2>『雪渡り』 / 宮沢賢治
<みんなのれいろうワンダーランド>【クイズの国】【まちがいさがしの国】
<次号予告 / 編集つれづれ記>
<読者のひととき>投稿コーナー
<編集スタッフが選ぶ あの本、この本 14>
私が白駒妃登美さんの連載担当というご縁で、白駒さんが関東で講演をされる際には、お声がけいただくことがあります。これまでに何度か講演を拝聴したのですが、毎回、涙が止まらなくなります。愛する人との死別するような内容の、いわゆる”泣ける映画”が苦手な私は、普段泣く機会がほとんどないのですが、白駒さんの講演を聴くと人目もはばからず、目から涙があふれるのです。その涙は悲しみの涙ではなく、感動、感激の涙です。日本を守ったり、その発展に貢献したりするため、時には命を懸けることももいとわない。そんな偉人の生きざまを知って、その高潔さに深く感じ入り、「こんなに素晴らしい人たちが大事にしてきた日本を、自分も大切にしていきたい」と思うのです。なくという行為には、ストレスを解消してリラックスさせる効果があるといいますが、私も白駒さんの講演を聴いた後は、心がスッキリして晴れやかな気持ちになります。本書には、そんなデトックス効果のある白駒さんがつづった女性が主人公の歴史物語が満載です。「最近、感動していない」という方におすすめの一冊です。
(編集担当 佐野和隆)
<オンラインDE道徳を学ぶ>
ご案内
<ジェイソン・モーガンの日日是好日 11>
色、いろいろ
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誌名「れいろう」は、透きとおって光り輝く玉のような人間性を象徴する「八面玲瓏」という言葉からとっています。「れいろう」は、モラロジーに基づいた生き方を考えていく「心の生涯学習誌」です。”心のあり方が人生をつくる”を視点に、人間性・道徳性を育て、 豊かな人間関係を築いていくための情報を提供しています。