誌名『れいろう』は、透きとおって光り輝く玉のような人間性を象徴する「八面玲瓏(はちめんれいろう)」という言葉に由来しています。
日本の国花のひとつであり、仏花のイメージが強い菊の花は、花の中でも別格感がある。その一方で、和服の柄や和菓子の意匠としても親しみ深い。恒例の七五三のシーズンに重なる菊まつりの会場に並ぶさまざまな色や形の菊の中でも、黄色い菊のぱあっとした明るさはその場をさらに華やかなものにしている。
自分の好きなことばかりして生きられたらいいのに――。そんな風に思うことは、ありませんか?
しかし、そのように生きることは、本当に自分の人生を豊かなものにするでしょうか。一緒に考えていきましょう。
<今すぐできる 親孝行のレシピ 13>「親に感謝を表すタイミングで悩んでいる人」のためのアドバイス / 志賀内泰弘
<新連載 絵草紙屋れいろう堂 1> 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 / 葛飾北斎
<れいろうカレッジ>
今月のテーマ:シュミとツトメ
【ステップ② 学んでみよう】務めを果たさず、趣味に明け暮れて東山文化を築いた 足利義政 / 歴史作家 河合 敦
【ステップ③ 深めてみよう】秩序を確守して自由を尊重す
<家族で論語「子曰く」 11>利に放りて行えば、怨み多し
<親子で語り継ぎたい ふるさと偉人伝 59>妻への愛を胸に、真珠に生涯をささげる ―― 世界の真珠王・御木本幸吉 / 白駒妃登美
<今日から始める 自分磨きの習慣 130>ありのまま / 三枝理枝子
<日本さんぽ 35>四国中央市(愛媛県)
<私たちのエシカルライフ 13> エシカル・ファッションの購入でアフリカ女性の「生理の貧困」を支援
<凜として麗しく 20> 元号に込められた願い / 森 日和
<本のソムリエおすすめ本>
・『人生の壁がパッと消える「力力学的」仕事術』
・『黒い蜻蛉 ―― 小説 小泉八雲』
/本のソムリエ・「読書のすすめ」店長 清水克衛
<心に残る話>笑顔は、こだまする / 鈴木中人
<女徳なくして国は栄えず 83・令和に生かしたい日本の伝統と美学編>丹波焼 用いられてこそ生きる器 / 石川真理子
<備えあれば憂いなし 23>防災力は人間力〈前編〉── 日本人に必要な防災力とは / 濱口和久
<日本の心を未来へ 23>和を守るための大和魂〈前編〉 ── 受け継がれてきた自然観 / 葛城奈海
<編集スタッフが選ぶ あの本、この本 11>『聖人の思想とその現代的意義 ―― 孔子・釈迦・イエス・ソクラテスに学ぶ』
本書はモラロジー(道徳科学)の研究対象でもある孔子、釈迦、イエス、ソクラテスの4人の聖人の思想と、その現代的な意義について書かれています。その特徴は何といっても、執筆陣がおのおの聖人研究の第一人者であることです。一般向けの講演会の内容をもとに編集されているため、非常に読みやすい仕上がりになっています。また、昨年(令和5年)惜しくも亡くなられた比較文明学の大家・伊東俊太郎先生(麗澤大学および東京大学名誉教授)が、人類史の視点から総括的な文章を書かれているのも注目のポイントです。私は晩年の伊東先生から直接ご指導いただいた経験があるのですが、先生の語り口はいつも平易であり、なおかつ本質に切り込むもので、聴衆(読者)をあっという間に古代の聖人が生きた時代に連れて行ってくれます。また、全体を通して、先生自身の世界に対する「愛」にあふれた文章に触れていると、心地よさを感じるとともに、この世界に生かされていることに自然と感謝の気持ちが湧いてくるのです。皆さまにも、ぜひ先生の「愛」に触れていただきたいと思います。
(編集担当 竹中信介)
<バックナンバー>
<みんなのれいろうワンダーランド>【クイズの国】【まちがいさがしの国】
<次号予告 / 編集つれづれ記>
<読者のひととき>投稿コーナー
<オンラインDE道徳を学ぶ>
ご案内
<ジェイソン・モーガンの日日是好日 8>
踊りかダンスか
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誌名「れいろう」は、透きとおって光り輝く玉のような人間性を象徴する「八面玲瓏」という言葉からとっています。「れいろう」は、モラロジーに基づいた生き方を考えていく「心の生涯学習誌」です。”心のあり方が人生をつくる”を視点に、人間性・道徳性を育て、 豊かな人間関係を築いていくための情報を提供しています。