誌名『れいろう』は、透きとおって光り輝く玉のような人間性を象徴する「八面玲瓏(はちめんれいろう)」という言葉に由来しています。
「素波銀濤」「銀河倒瀉」。どちらも水しぶきのきらめきを連想させる四字熟語だ。世界経済が銀を介して回っていた大航海時代、日本は世界の銀の3分の1を産する銀の国だったという。貨幣としての価値をも持つ硬貨な金属が、流動的な水と一瞬で消え去る水しぶきを例えるときの言葉に使われるのが面白い。
「私がやらなければ」「私さえ我慢すれば」と、ついつい自分のことは後回しにして、周囲の人のために頑張りすぎてしまうことはありませんか?
人のために頑張ることは、とても良いことです。しかし実は、頑張ることも‟やりすぎ″は要注意。頑張るとき、努力するときにはどのような心がけが必要なのか、一緒に考えていきましょう。
<今すぐできる 親孝行のレシピ 10>「優秀であまり親に迷惑をかけたことのない人」におすすめの親孝行 / 志賀内泰弘
<世界に誇る 日本のMATSURI 10> 長崎くんち / 長崎県長崎市
<れいろうカレッジ>
今月のテーマ:ご自愛ください
【ステップ② 学んでみよう】『養生訓』の著者・貝原益軒に学ぶ人生を楽しむことの意義 / 歴史作家 河合 敦
【ステップ③ 深めてみよう】人格と肉体と両者併せて尊ぶ
<家族で論語「子曰く」 8>過ぎたるは猶お及ばざるがごとし
<親子で語り継ぎたい ふるさと偉人伝 56>熱き志がつないだ恩と感謝のバトン ―― 近代医学の父・北里柴三郎 / 白駒妃登美
<今日から始める 自分磨きの習慣 127>前を見る / 三枝理枝子
<日本さんぽ 32>津南町(新潟県)
<私たちのエシカルライフ 10> 商品購入で発生したポイントが森を増やすエシカル活動に
<凜として麗しく 17> おもてなしは電話の対応から / 森 日和
<本のソムリエおすすめ本>
・『恩送り ―― 私たちの使命』
・『「私」をどう生きるか』
/本のソムリエ・「読書のすすめ」店長 清水克衛
<心に残る話>「心」も「体」も復活させる笑顔の力 / 峯久美子
<女徳なくして国は栄えず 80・令和に生かしたい日本の伝統と美学編>涼やか、水うちわ 美濃和紙から派生した伝統工芸品 / 石川真理子
<備えあれば憂いなし 20> 地域の安全確保のためにできること〈後編〉── 消防団活動を知っていますか / 濱口和久
<日本の心を未来へ 20>皇統を守る〈後編〉 ── この先も受け継いでいくために / 葛城奈海
<編集スタッフが選ぶ あの本、この本 8>「皇室に学ぶ徳育」
基本的に編集者というのは、自分が担当した本がどれだけヒットしたとしても表には出ない、いわば黒子的な立ち位置です。それでいて、著者と共に一冊の本を作り上げる相棒的存在でもあります。先日、本書『皇室に学ぶ徳育』の編集を担当した方のお話を聞く機会がありました。編集のプロではあっても、歴史、特に皇室については一般的な知識しか持ち合わせていなかったため、本書の編集に当たって、かなり苦労されたそうです。著者は皇室研究の大家・所功先生ですから、本書に誤植や間違いなどあってはならない。しかも歴史学という分野は日々、研究が進み、昨日まで正しかったことが、新たな史料の発見によって、簡単に覆る世界です。その担当編集の方は、膨大な資料と格闘し、夜遅くまで所先生とやり取りをする日々を送ったといいます。「納品された本を手に取ったときに身震いしましたよ。そんなのは、後にも先にもあの本だけです」と聞かせてくれました。そんな著者と編集者の魂がこもった一冊。夏の早起きした朝に本書を手に取り、その息吹を感じたくなりました。
(『れいろう』編集担当 佐野和隆)
<バックナンバー>
<みんなのれいろうワンダーランド>【クイズの国】【まちがいさがしの国】
<次号予告/編集つれづれ記>
<読者のひととき>投稿コーナー
<ジェイソン・モーガンの日日是好日 5>
歌の心、正倉院のマインド
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誌名「れいろう」は、透きとおって光り輝く玉のような人間性を象徴する「八面玲瓏」という言葉からとっています。「れいろう」は、モラロジーに基づいた生き方を考えていく「心の生涯学習誌」です。”心のあり方が人生をつくる”を視点に、人間性・道徳性を育て、 豊かな人間関係を築いていくための情報を提供しています。