【サイズ】23×28.5cm 【素材】綿100%
「あずま袋」は、バッグでありながら風呂敷のように畳めて、持ち運びしやすい便利なアイテム。江戸時代にルーツをもつ「あずま袋」。藍染の雪花絞りの生地に財団オリジナルタグをつけました。
藍染“ジャパンブルー”の上品さと、コロンとした丸いシルエットが個性的。
すべてハンドメイドで、紺地と白地の2種類があります。
あずま袋は2枚の布を縫い合わせてつくる、シンプルな袋。
江戸時代、西洋人の持つカバンを見た庶民が風呂敷や手ぬぐいを縫い合わせ、真似したのが始まりと言われています。
あずまとは「東」のことで「京都から見た江戸」という意味。江戸の庶民の知恵と工夫が詰まっています。
広げれば、ぺたんと真っ平らになる形状。
畳めば、手の平にのるほどのハンカチサイズ。
厚みも出ないので、ポケットにすっと収まります。
かさばらないので、コンビニなどのちょっとした買い物にも、気楽に使えます。
先端を結べば、コロンとした丸い形状に。
マチがあるような形になり、底部分に安定感があるため、お弁当袋にしてもよし、小さなお子さんの着替え入れにしてもよし。
かごバックの中で使うバッグインバッグとしても、力を発揮。
シンプルなデザインだから、合わせる形状、素材を選びません。
身近な人にこそ、思いやりや優しさを――。
当財団が大切にしている想い、“道徳は家庭から”をイメージしたオリジナルタグがアクセント。
藍は世界各国で“ジャパン・ブルー”と呼ばれ、日本を表す特別な色。
製造を依頼した齋藤染物店は、埼玉県秩父の地で、創業以来140年余り、「守・破・離」の精神でモノづくりをする紺屋です。
制作工程はすべて手作業。染め具合など重要なポイントを目で見て、手で確かめながら素材を染めていきます。
名古屋市の有松を中心に栄えた「板締め」技法の模様のひとつ。
生地を畳み、その両面を板で挟み締め、折り目や端を染料に浸して染めます。
たたみ方や染料の浸し具合で多様なバリエーションが表現できます。
ミニトートのような手持ち袋に、家族でシェアするエコバッグに、大切な方へのプレゼントにと、多方面に活躍してくれます。
また、藍染は使用していくほどに独特の風合いが出てくるのも楽しみのひとつ。
いろいろな魅力を持つ「あずま袋」をどうぞお楽しみください。