「道徳」にふれる本

毎月1冊、ニューモラルブックストアのスタッフがおすすめする「道徳」に関連する良書をご紹介しています。

デジタルの時代、ネット書店で本を買う方が多くなりました。ネット上では、自分の興味や関心、検索履歴をもとに「好きそうな本」がピックアップされます。効率的で便利な反面、好きなものばかりが並ぶと、新たな発見が少なくなりがちではないでしょうか。

ここでご紹介する本はジャンルも発売年もさまざま、ご紹介するスタッフもさまざまです。知的好奇心を刺激する本との出合い、普段は買わないジャンルの本との偶然の出合いをお楽しみください。

【今月の紹介書籍】読書こそが人生をひらく

「少」にして学び、「壮」にして学ぶ

「知」と「徳」を高める「学び」が欠かせません。そのもととなるのがよき書籍との出会いです。二人の碩学の対話から、生涯にわたって読書を行い、学び続けることの大切さを説きます。

 

スタッフのおすすめポイント!

皆さまは、本を「紙」で読む派でしょうか、それとも「電子」で読む派でしょうか。私は圧倒的に「紙派」なのですが、今回紹介する本を読んでいると、ますます紙派にこだわりたくなってしまいます。本書では、紙の本の質感や見た目、迫りくる存在感が強調されているのです。本書には、上智大学名誉教授の故渡部昇一氏と麗澤大学前学長の中山理氏の対談が収録されています。古今東西の書物、特に古典と呼ばれる本を読破してこられた碩学同士の対話を読んでいると、あたかも自分がタイムトラベラーになったかのような錯覚に陥ります。幼少期の私は「読書」よりも「スポーツ」という子供でしたので、「もう少し早くから書物や古典に触れておけばよかった……」という後悔の念がないわけではありません。しかし、大学院の恩師・中山理先生との出会いで人生が一変します。「これはと思う本は購入して手元に置きなさい。それが自分の血となり、肉となる」という先生からいただいた言葉は今でも座右の銘として大切にしています。今となっては本のない人生は考えられません。

 

 

(編集担当:竹中信介)

読書こそ

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