年1回の健康診断と同じように、私たちの「心の健康」も
定期的にチェックが必要です。
ストレスや疲れを跳ね返す力を「心の免疫力」と呼びます。
この免疫力が落ちる最大の原因は、
自分に「完璧」を求めすぎてしまう姿勢にある、
と言われます。
完璧を求めると、達成できた99%ではなく
「欠けている1%」にばかり意識が集中しがち。
その結果、心は常に疲れてしまいます。
今回は、自身を責めるエネルギーを相殺し、
心の免疫力を高めるためのシンプルな3つのルーティンを、
科学的な視点も交えてご紹介します!
心の免疫力を高める3つのルーティン
1. 「失敗した、でも大丈夫」とつぶやく習慣
何か失敗したり、ネガティブな出来事に直面したとき、
反射的に「どうしてダメなんだ」と自己否定する前に
「失敗した、でも大丈夫」と小さく口に出しましょう。
これは以前ご紹介した「自律の習慣」の応用です。
ネガティブな感情を一度「受け止め」、
そこで思考をストップさせることで、
感情の波に飲まれるのを防ぎます。
冷静な「自分軸」を取り戻すレッスンです。
2. 意識して「小さな感謝」に光を当てる習慣
一日を振り返るとき「できなかったこと(未達成リスト)」
ではなく、「やり切ったこと(達成リスト)」や
「小さな有り難いこと」に光を当ててみましょう。
ポジティブ心理学や脳科学の研究で、
感謝を実践するとストレスホルモン(コルチゾール)の
分泌が抑制されることがわかっています。
意識的に「達成できた99%」に目を向けることで、
身体的な健康にも良い影響を与え、
心の回復力(免疫力)を高めます。
3. 「頑張った自分」を具体的に褒める習慣
今日は完璧ではなかったとしても、
「今回はここまでやり切った」と具体的に自分を褒めましょう。
「~すべきだった」という理想ではなく、
「~できた」という事実に焦点を当てます。
自分を責めるのではなく、できた事実を認めることが、
自己肯定感につながります。
人からの評価によりかかりすぎず、自分の内側から 安定を生み出す心の土台を育んでみませんか?
心に効く、東西の偉人からのメッセージ
最後に、心の免疫力を高め、困難をしなやかに
乗り越える力をくれた偉人たちの言葉をご紹介します。
「自分を完璧にしようとせず、そのまま受け入れることで
自由になり、成長もできる」
ーー カール・ロジャーズ(心理学者)
「昨日は去りました。明日はまだ来ていません。
私たちにあるのは今日だけ。さあ始めましょう。」
ーー 聖母 マザー・テレサ
「天命に従いてつぶさに人事を尽くす」
ーー 廣池千九郎(モラロジーの創建者)
心の健康を保ち、ストレスに強い、
しなやかな心と体を手に入れるための具体的な方法について
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