「当たり前」に潜む罠に要注意! 心を鍛える感謝の習慣

以前のメルマガでは

「人生を好転させる3つの心の習慣」として、

「感謝」「自律」「思いやり」のステップを

ご紹介しました。

今回は、第1の習慣である「感謝の習慣」を深掘りします。

「感謝の気持ちを増やしましょう」と言われても、

すぐに心が動かないのは、なぜでしょうか。

それは、私たちを囲む、身近な人間関係に潜んでいる

「当たり前」という壁の存在が原因です。

では、この「壁」がどんなものなのか、一緒に見ていきましょう。

「返信がない」 たったそれだけで気づいたこと

以前、ある読者の方からこんなお話を伺いました。

「仕事で急ぎの確認事項があり、同僚にメッセージを

送ったのですが、その日は一向に返信がなく、私は

『なぜすぐに返事をくれないんだ』とイライラ。

業務が滞ることにばかり意識が向いていたんです」

結局、同僚は体調不良で一日休んでいたことがわかり、

その読者は、状況を知ってこう反省したそうです。

「普段、すぐに連絡が来ることを『当たり前』だと

思っていたんです。だからこそ、返信がないという

たったそれだけのことで、強い不満を感じてしまった。

でも考えてみれば、連絡が早いのは、同僚が日頃から

私の都合や業務を優先してくれている証拠だった。

彼が健康で、いつも通り働いてくれていること自体が

実は『有り難い』ことだったんです」

感謝は「心の受信力」であり、「脳の筋トレ」!

このエピソードのように、身近な人が自分に

してくれる行為(家族の家事、同僚の協力など)を

「当たり前なこと」として受け止めてしまうと、

心は「不足」や「不満」にばかり反応するようになります。

感謝の習慣とは、日々のやり取りの中に隠れている

「相手の心づかい」や「見えない努力」に気づく

「心の受信力」を高めることなのです。

さらに、この感謝の心は、あなたの心を豊かにする

だけでなく、科学的なメリットをもたらすことが

証明されています。

<幸せの回路を強化する>

感謝を実践すると、ポジティブ心理学で有名な

ロバート・エモンズ博士らの研究で、幸福度や

人生の満足度が顕著に高まることが示されています。

<脳の最高司令官を育てる>

感謝の感情を抱いたとき、共感や意思決定を司る

脳の領域(前頭前野皮質)が活性化することが、

神経科学の研究でわかっています。

感謝は、心を思慮深くする「脳の筋トレ」と言えるのです。

感謝は、単なる道徳的な教えではなく、心と体の

状態を改善する科学的なアプローチなのです。

「心の受信力」を高める具体的なステップ

「有り難い」に気づけない自分を責める必要はありません。

感謝の心が芽生えないのには、「自己中心的な思考」

「他人の視点を理解できないこと」など、具体的な

心理的背景が存在します。

この心の壁をどのように乗り越え、日常の小さな

「心づかい」に気づき、感謝できるようになるのか。

その具体的な方法について知りたい方は、

ぜひ【お勧めブログ】をご覧ください。


いかがでしたか?

心の受信力を高め、小さな感謝で満たされる日常を

一緒に送っていきましょう。


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