【重要】誰かを「信じる」前に、自分を 「信じる」こと

以前のメルマガでは「頑張り屋さん」が陥りがちな

落とし穴についてお話ししました。

読者の皆さんから「自分のことだと思った」

「心が軽くなった」というお声をいただき、嬉しかったです。

頑張るからこそ、自分自身を大切にする時間も必要ですね。

さて、私たちは日々、多くの人と関わりながら生きています。

仕事のプロジェクトを任せる時。

大切な相談をする時。

新しい人間関係を築く時。

そのたびに「この人は信用できるだろうか?」という

疑問が、心の中に浮かぶことはありませんか?

もしあなたが、

◆いつも人に警戒してしまう。

◆チームで仕事をする時、つい一人で抱え込んでしまう。

◆誰かに裏切られることを恐れ、心を開くのが苦手。

と感じているなら、それはあなたの心が、本当は誰かを

信じたいと思っている証拠かもしれません。

今回は、そんな心の悩みに寄り添い、

人との信頼関係を築くために、まず何から始めれば

いいのかを一緒に考えてみましょう!

「自分を信じる」ことで生まれるもの

私たちが「人を信用できない」と感じる根本的な原因には、

「自分自身を信用できない」という思いが隠れている場合があります。

自分自身を信じられないと、

「自分の判断は間違っているかもしれない」

「こんな自分を誰かが受け入れてくれるはずがない」

といったネガティブな思考に陥りがちです。

その結果、誰かに裏切られることを過剰に恐れたり、

相手の好意を素直に受け取ることができず、

人間関係を築くことが難しくなってしまうのです。

大切なのは、相手を変えることではなく、まず「自分自身の心を整えること」です。

自分を信じられるようになれば、心にゆとりが生まれ、他者への信頼も自然と育まれていきます。

例えば、作法家として活躍される三枝理枝子さんのエピソードです。

キャビンアテンダントとして勤務していたある日、

機内で提供された食事を眺めるだけで、

なかなか召し上がらない女性に気づきます。

どうしたのだろう?と思いながら、手元を見ると、

病気で箸を使うのが困難な様子でした。

三枝さんは「よろしければお使いください」と

予備のプラスチック製のフォークを差し出しました。

女性は「どうして分かったのですか」と驚きながら

喜んで受け取り、食事を召し上がったそうです。

三枝さんはこの時の行動を振り返り、

「『おせっかい』と捉えられるのではないかと躊躇して行動を起こさないよりも、

その方の思いをはかり、なんとか喜んでもらいたいと行動することが大切だ」と述べています。

このエピソードからわかるように、

自分の「親切にしたい」という気持ちを信じて、

勇気を出して一歩踏み出す。

その小さな行動が、相手に安心感を与え、

心と心をつなぐきっかけになります。

今日からできる!「自分を信じる」ための第一歩

では、どうすれば自分を信じられるようになるのでしょうか?

そのためには、まず「小さな親切」をためらわずに行動に移してみませんか?

◆誰かが落としたものを拾ってあげる。

◆エレベーターで扉を開けて待ってあげる。

◆道に迷っている人に声をかけてみる。

これらは、自分の「親切にしたい」という気持ちを小さな形で表現する練習です。

最初は少し恥ずかしいと感じるかもしれませんが、

その行動が誰かの役に立った時、

「自分には人を助けることができる」という

確かな自信が育まれていきます。


いかがでしたか?

誰かを「信じる」という大きな一歩は、

まず自分を「信じる」という小さな一歩から始まります。

このメールが、あなたの心に

温かい光を灯すきっかけになれば幸いです。


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