「気づいたら、いつも同じことを考えているな…」と
感じることはありませんか?
例えば、誰かのちょっとした言葉が気になって、
何度も何度も頭の中で繰り返してしまったり。
「もし失敗したらどうしよう…」と、
ついネガティブな未来ばかり想像してしまったり。
これらは、まさにあなたの「心の癖」です。
本日は、この「心の癖」について考えてみましょう。
なぜ、こうした心の癖は生まれるのでしょうか?
そして、どうすればこの癖を変えられるのでしょうか?
実は、心の癖の正体は、脳科学の観点から説明できます。
それは「活動性肥大の法則」というシンプルな原理です。
想像してみてください。
毎日、重いものを持ち上げたり、
トレーニングをしている人の腕は、
どうなるでしょうか?
筋肉が付き、太く、力強くなりますよね。
これが「活動性肥大の法則」です。
逆に、入院などで体を全く動かせない期間が続くと、
どうなるでしょう?
筋肉は細くなり、筋力は衰えてしまいます。
これもまた、活動性肥大の法則の逆の作用です。
この法則を「心」に当てはめて考えてみましょう。
心の中で不満や心配ばかりを繰り返すと、
その心の回路は、まるでアスリートの筋肉のように
どんどん太く、強くなっていきます。
すると、ちょっとした出来事が起きただけでも、
心は反射的に不満や心配の回路を選んでしまうのです。
つまり、あなたが「いつも同じことを考えてしまう」のは、
心の筋肉(回路)を、無意識のうちに繰り返し使って
鍛えていたからなんです。
ですが、安心してください。
心の癖は、今日から変えられますよ。
なぜなら、心には「別の回路」を選ぶ力があるからです。
では、すぐにできる簡単な「心の筋トレ」をご紹介します!
1.不満を言いたくなったら「感謝」を探す
心の中に「なんで〇〇してくれないんだ…」と
不満が浮かんだとき、
意識して「でも、▲▲してくれたな」と
感謝できることを見つけます。
最初は無理矢理で構いません!
毎日続けていくうちに、「感謝」の回路が
少しずつ着実に太くなります。
やがて、あなたの心の反射神経が
「感謝」を選ぶようになっていきます。
2.批判したくなったら「承認」から始める
誰かの行動が気になり、つい批判したくなったとき、
まず相手の「良い点」や「努力」を認めることから始めてみましょう。
「資料にミスがある…」
→「でも、徹夜して頑張ってくれたな」
「あの人の話し方が苦手…」
→「でも、真剣に伝えようとしてくれているな」
この小さな心の選択が、あなたの心の筋肉を
「批判」から「承認」へと少しずつ鍛え直してくれます。
いかがでしたか?
私たちは皆、知らず知らずのうちに、
自分の心を鍛え続けています。
その心の状態が、あなたの人間関係や仕事、
そして人生を形作っているのです。
今からあなたは、自分の「心のトレーナー」です。
どんな心を育てていきたいですか?
ぜひ、今日お伝えした「心の筋トレ」を、
試してみてください。
ご一緒に毎日少しずつアップデートしていきましょう!
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