空の青さも増し、開放的な気分になる季節ですが、
同時に、ふと「隣の芝生は青いなぁ…」と
感じてしまうことはありませんか?
本日は、「私らしい幸せ」について考えてみましょう。
SNSを開けば、輝かしい実績を報告する友人。
同窓会で聞く、順調なキャリアを築いている同級生の話。
テレビや雑誌で目にする、理想的なライフスタイルを送る著名人。
「自分はこれでいいのだろうか…」
「あの人みたいになれたら、もっと幸せなのに…」
そう感じた瞬間、
私たちは無意識のうちに誰かと自分を比較し、
心の中にモヤモヤとした焦りや劣等感、
時には自己嫌悪を抱いてしまいます。
真面目で、向上心が強く、努力家な方ほど、
この「比較」のループに陥りやすいのです。
しかし、その比較は本当に、
あなたの「幸せ」に繋がっているのでしょうか?
「自分は自分、人は人」と頭では分かっていても、
なぜか私たちは、誰かと自分を比べてしまいがちです。
その背景には、
いくつかの共通する心理が隠されています。
例えば、
「完璧な円なのに、ほんの少しだけ欠けている図形」
を見たときに、思わずその欠けた部分に目がいく、
という経験はありませんか?
人間の脳は、無意識のうちに不完全なものを
「完全なものにしよう」とします。
だから、少しでも欠けていると、そこに違和感や
不快感を覚え、その部分ばかりに意識が集中してしまうのです。
これは私たちの心の働きにも似ています。
私たちは他者の「完璧に見える部分」を見る一方で、
自分の中の「足りない部分」や
「欠けていると感じる部分」ばかりに目が行きがち。
そして、その「足りない」と感じる部分を、
他者の完璧さと比べてしまい、
焦りや劣等感につながってしまうのです。
この「他人との比較」のループから抜け出し、
「自分軸」で生きることができたら、ストレスは減り
本当に大切なことに限られた時間を注ぐことができますよね。
具体的にどうすれば「他人と比べる癖」を手放し、
「自分軸」で生きられるようになるのでしょうか?
大切なのは、意識を「外(他人)」から
「内(自分)」へシフトさせること。
先ほどの「欠けた円」を思い出してください。
私たちは無意識のうちに、「欠けているもの」を
外の世界(他人)に探し、そこばかりを埋めようと
してしまいます。
しかし、本当に埋めるべき「欠け」は、
あなたの心の奥にある「自己肯定感」や「自己受容」の部分かもしれません。
これからは、完璧ではない自分自身を受け入れ、
あなたの内側にある「強み」や
「すでに満たされている部分」に目を向ける練習を
していきましょう!
〇自分が「夢中になれること」にフォーカスする
→ 誰のためでもなく、純粋に自分が楽しい、
没頭できることを見つけ、時間を使いましょう。
〇「自分のペース」を尊重する
→マラソンランナーが隣の選手を気にせず、
自分の呼吸と体力に合わせて走るように、
人生も自分のペースを大切にしましょう。
〇日常の「感謝」に目を向ける
→すでに自分が持っている小さな幸せ(健康、家族、
友人、スキルなど)に意識的に感謝することで、
自己肯定感が育まれます。
〇SNSとの健全な距離を保つ
→他者の「映える」情報に惑わされないよう、
必要のないデジタル情報からは意識的に
離れる時間を作りましょう。
「自分は自分、人は人」――。
そのシンプルな真理を、頭だけでなく心から実感する
ための具体的な方法が、ここにあります。
ニューモラルブックストアのブログでは、
この「他人との比較」をやめるための具体的なヒントや、
自己肯定感を高める方法について、
さらに詳しく解説しています。
もしあなたが、今、誰かと比べて落ち込んだり、
漠然とした焦りを感じているなら、ぜひ下部にある
【ブログ】を読んでみてください。
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いかがでしたか?
人生は、誰かと優劣を競うレースではありません。
あなた自身の価値は、誰かの評価や成功とは全く関係なく、ここに存在しています。
最後に、今週も月刊誌『ニューモラル』の裏表紙に
掲載されていた木村博さんの「詩」をご紹介して終わります。
「知足」
心の世界は
自分だけのものなのに
淋しくなったり苦しくなるのは
人と比べるから
嬉しい出会い 楽しい思い出
気がつけば
日々は幸福に満ちているのに
淋しくなったり苦しくなるのは
人と比べて不足を数えるから
もうよそう そういうことは
バラはバラ サクラはサクラ
君は君 僕は僕
精一杯 美しく咲こう
君は 君らしく
僕は 僕らしく
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