あなたには、こんな経験はありませんか?
会議で建設的な議論をしたいのに、
いつも話が噛み合わず、疲れる。
自分の意見を全く曲げようとしない同僚に、
話が通じず途方に暮れた。
どんなに説明しても「私が正しい」と
信じ込んでいる家族に、つい感情的になってしまった。
誰もが一度は感じたことのある
「あの人、なんでわかってくれないんだろう?」
というモヤモヤ。
時には、モヤモヤさせられた相手のせいで
自分のパフォーマンスが落ちたり、
家に帰っても気分が晴れなかったり…と、
多大なストレスを感じてしまうこともありますよね。
自分の考えや思いつきに固執してしまうのは、
多かれ少なかれ誰にでもあることとはいえ、
そのたびに我慢して不満を募らせていては、
心穏やかではいられません。
もし、我慢ではなく「自分が正しいと思っている人」と
穏やかに、上手に付き合えるようになれるとしたら…。
無駄なストレスから解放され、本来集中すべき仕事や
自分の時間にエネルギーを注げるようになるでしょう。
そして何よりも、日々の小さなイライラが減り、
心穏やかに過ごせる時間が増えますよね。
そもそも、なぜ人は「自分が正しい」と
強く思い込んでしまうのでしょうか?
「自分が正しい」と考える背景には、
その人の過去の成功体験や、意外にも低い自己肯定感、
幼少期の経験が関係している場合もあります。
自分が正しいと思い込んでいる間は、
正論で正そうとされるほど意固地になってしまうもの。
そうした相手の心の構造を少し理解しておくだけでも
こちらの対応は変わってきます。
さらにポジティブな変化を引き起こすには、
「相手は変えられる」という思い込みを捨て、
あなた自身の「接し方」という「選択」を変えてみることです。
具体的には、
・相手の意見を「否定せず」まずは耳を傾けること
・意見の押し付けではなく、「質問」で相手の思考を促すこと
・反論する際は、「感情的にならず冷静に」伝えること
・時として、自分を守るために「適度な距離を保つ」選択をすること
相手を変えるのではなく、あなたが変わる。
この選択は、人間関係のストレスで心が消耗する前に、
上手に立ち回るためのヒントとなるでしょう。
人間関係の悩みは尽きないものですが、
その多くは「どうすれば相手が変わってくれるか」
という視点から生まれます。
今回のメルマガでお伝えしたように、
あなた自身の「接し方」という「選択」を変えることで、
状況は改善する可能性があります。
変えられないことを嘆くより、
日々、自分の意思で心が軽くなる選択が
できるようになれば素敵ですよね。
「自分は正しい」という思いが強すぎる人との向き合い方を
さらに深く知りたい方は、ぜひニューモラルブックストアの
ブログ記事をご覧ください。
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最後にニューモラルブックストアで販売している
月刊誌『ニューモラル』の裏表紙に、
長年掲載されていた「詩」の一つをご紹介して終わります。
木村博さんの詩です。
「会話」
心にとびらがあるってほんと?
とびらの外がわには
取っ手がついてないってほんと?
だから 一度閉ざされると
外から力づくで
あけようとしてもあかないの
たたいても どなっても
だめなの
どうしたら心はひらくの?
お日さまの暖かさに
お花がひらくように
心もひらくの
だから大切にしようね
暖かい心とやさしい言葉
あなたの心は
あなただけの宝もの
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