日々押し寄せる情報量に、
知らず知らずのうちに心が疲れていませんか?
スマートフォンを開けば、ニュース、SNS、
メッセージ、メール…と常に新しい情報が更新され、
私たちは「見逃してはいけない」という焦りや、
「もっと知っておかなければ」という
プレッシャーを感じがちです。
休む間もなく処理を続けると、
脳は「情報疲労」状態に陥ります。
情報疲労は、集中力の低下、決断疲れ、漠然とした
不安感、睡眠の質の低下など、さまざまな形で
心身にあらわれることが分かってきました。
そこで今回は、「デジタルデトックス」をテーマに、
情報に振り回されず、心のバランスを整えるポイントを見てみましょう。
「デジタルデトックス」とは、
体内の毒素を排出する「デトックス」になぞらえ、
過剰なデジタル情報やデバイスから一時的に距離をおき、
心身を情報疲労から解き放つことを指します。
具体的にはこんな方法があります。
「スマホの置き場所」を決める
→ 寝室に持ち込まない、食卓では見ないなど、
物理的に距離を置く。
「通知」をオフにする
→ 必要のない通知は全てオフにし、
情報に反応する頻度を減らす。
「デジタルフリータイム」を設定する
→ 週末の午前中だけはスマホを見ない、
夜●時以降はデジタル機器に触れないなど、
時間を決めて実践する。
私は、帰宅後もiPhoneとiPadを使い続けた結果、
睡眠が浅くなり、熟睡できない状況だったので、
この春からデジタルデトックスに挑戦中です。
iPadを触っていた時間を、ウォーキングの時間に
変えた結果、今では睡眠の質が変わり、
熟睡できない日は、ほぼ0になりました。
この直接的効果かどうかは分かりませんが、
今はよーく眠れます。
情報から離れることで、「脳を休ませる」。
それによって本来の集中力や創造性を
回復させる効果を実感しています。
あなたはどんなデジタルデトックスをしていますか?
デジタルデトックスで情報量を減らすだけでなく、
何かプラスアルファで心の状態を整えられたらいいですよね。
例えば、こんなチャレンジはいかがでしょうか。
「呼吸」に意識を向ける:
→ 静かな場所で座り、自分の呼吸に意識を集中する。
吸う息、吐く息の感覚をただ観察する。
「五感」を意識する:
→ 食事の際、一口一口の味、香り、食感に集中する。
散歩中に、風の感触、鳥の声、花の匂いなど、
五感で感じるものに意識を向ける。
振り返れば、帰宅後もデジタル情報を浴び続けていた
ころは、食事の時も目の前にiPhoneを置いて、
常に情報を見続けていました。
当然ながら、意識は「情報」に向き、
せっかくの食事の味も香りも感じず、
ただ口に運んでいたように思います。
今は、一口一口の味、香り、その料理の
ストーリーに意識を向けるだけで、
食事の時間がこんなにも豊かに感じられるんだ
と実感しています。
情報過多の時代は、これからも加速すること間違いなしです。
大切なのは、情報から完全に遮断することではなく、
どう付き合うか。
その「選択」し、心を「調律」するスキルが必要です。
デジタルデトックスで、情報との距離を意識的に取り、
心の平穏を取り戻す。
そんな習慣を、日々の生活の中に取り入れてみませんか。
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