ゴールデンウィークが終わり、1週間が経ちましたが、
「疲れが溜まったまま」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本日は「自分に優しい休息法」について考えてみましょう。
働き方デザイナーの越川慎司さんの本『世界の一流は「休日」に何をしているのか』が
15万部を超えるヒットとなっています。
私も読みましたが、この本が売れる背景には
「休み下手を卒業したい」「もっと上手に休むためには?」
という悩みや疑問を抱える日本人が、
それだけ多いということなのかもしれません。
せっかくのお休みも、「あれもこれもやらなきゃ!」とやらなければいけないことに追われたり、
「何もしないのはもったいないから…」と予定を詰め込んだり。
結果、休み明けになぜか疲れてしまう。
そんな経験ありませんか?
ではなぜ、私たちは上手に休むことが苦手なのでしょうか?
四六時中スマホやデジタル機器を手放せない「デジタル疲労」や、
他人と比べて「もっと頑張らなきゃ」という焦りが、リラックスを妨げている可能性も。
越川さんは、著書の中で質の高い休息は、決して「サボり」ではないことを強調しています。
休日を心身の回復と創造性を高めるために不可欠な「自分をアップデートするための大切な時間」とするには、何が必要でしょうか。
今回は「7つの休息タイプ」をヒントに見ていきましょう。
医師のサンドラ・ダルトン・スミス博士は、私たちの疲れには様々な種類があり、それぞれに合った休息が必要だとして「7つの休息タイプ」を提唱しました。
例えば、体を動かして疲れた時は「身体的休息」、
1日中考え事をして疲れた時は「精神的休息」、
人付き合いで気を使いすぎた時は「感情的休息」、
といった感じです。
私たちは疲れたときには、つい「寝る」ことだけを考えがちですが、
頭が疲れているのに寝るだけではなかなかスッキリしない…という経験はありませんか?
それは、必要としている休息の種類が違っていたからかもしれません。
では、リラックスタイムに「心地よい回復」のためにできることは何でしょうか?
「7つの休息タイプ」の中から、いくつか取り入れやすいヒントをご紹介します。
1)精神的休息タイプ=仕事の考え事から離れる時間
・寝る前に、今日の良かったことや 感謝していることを3つ書き出してみる。
(ポジティブなことに焦点を当てる)
・スマホで、瞑想アプリを使ってみる。
・あえて何も考えず、5分だけボーッとする時間を作る。
2)感覚的休息タイプ=スマホやPC、周囲の刺激から距離を置く時間
・寝る1時間前には、スマホから離れる習慣をつける。
・部屋の照明を暖色系の電球色に変えたり、間接照明を使ったりする。
・お気に入りのアロマを焚いたり、ハーブティーを飲んだりして、心地よい香りに包まれる。
3)感情的休息タイプ= 自分の感情を解放し、ネガティブな感情を手放す時間
・1人で静かに過ごし、今日の自分の気持ちに そっと寄り添ってみる。
・信頼できる友人や家族に、軽く今日の出来事や感じたことを話してみる。
(聞いてもらうだけでも◎)
・ジャーナリング(書く瞑想)で、頭の中にある感情を紙やスマホのメモに 書き出してみる。
4)創造的休息タイプ= 美しいものやインスピレーションに触れる時間
・好きな音楽をただ聴く。
(BGMではなく、音楽そのものを味わう)
・美しい写真集や好きなアート作品を眺める。
・簡単な塗り絵やスクラッチアートなどで、無心になって手を動かす。
大切なのは「完璧に休まなきゃ」と気負わないこと。
まずは「今日の自分は、どの休息が必要かな?」と問いかけてみてはどうでしょうか。
「休むこと」は、自分を大切にすること。
「休んでも大丈夫」と自分に許可を出してあげてください。
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