みなさんは1日の中で、メールや電話、会議などの
「コミュニケーション」に費やす時間は、
どれくらいありますか?
仕事の内容にもよりますが、
1日の「半分以上」の時間を費やしている
という方が、ほとんどだと思います。
今回は、コミュニケーションについて
考えてみましょう。
所属チームの関係性が悪いと、
コミュニケーションに費やす時間が増えます。
一方で、お互いに理解しあえているチームなら、
メール1通でも意思が伝わり、
仕事がスイスイはかどるのに。
関係がギスギスしていると、
依頼1つにも大変な労力がかかり、
コミュニケーションだけで1日が終わる。
当然、仕事は片づかず、ストレスも溜まるばかり…。
イヤですよね。
「チーム」というとそれだけで、
一致団結してファインプレー続出!
みたいなイメージを抱かれがちですが、
現実は違います。
いいチームには、
そうなるための考え方と行動が必ずあり、
壊れるチームには、
壊れる原因が必ず潜んでいます。
チームに関する次の考え方のうち、
「間違った理解」だと思う項目は
いくつあるでしょうか。
セルフチェックしてみましょう。
1:チームとは、同じ場所にいる個人の集まりにすぎない
2:リーダーは、メンバーに指示命令を与える存在である
3:チームの成功は、リーダーの能力によって決まる
4:チームの目標は、常に達成されなければならない
5:チームのメンバーは、常に仲良く協力し合うべきである
実はこれ、全部「誤解」です。
誤った考え方からは、誤った行動が出力されるもの。
「リーダーはメンバーに指示命令を与える存在だ」と
考えるリーダーは、自分の指示をいかに聞かせるか、
という行動が優先されます。
メンバーの意見を聞くということは少ないでしょう。
一方「リーダーはメンバーの能力を最大限に引き出し
チームの目標達成を支援する存在である」
という考え方の場合はどうでしょうか。
1日の時間のほとんどを、メンバーの意見に耳を傾け、
主体性を認める行動に費やすでしょう。
次に、4つ目の
「チームの目標は常に達成されなければならない」
これはどうでしょうか。
目標ですから、達成をめざすのは当然です。
ただ、「されなければならない」となると、
どんな手を使ってでも達成すること
が目的になってしまいますよね。
昨今のチーム論では、チームにとって最重要なのは
目標達成のプロセスから学び、
成長することであると考えます。
失敗を恐れず、改善を繰り返して、
いいチームへと成長していく。
そんな考え方が共有されているチームには、
補い合える関係性が成立し結果もついてくることを、
私は700を超える組織、チームのインタビューから
目の当たりにしてきました。
甘いだけの仲良しクラブではなく、
健全な意見の衝突もあり、
その中にいると自分も自己成長が実感できるチーム。
同じ時間を費やすなら、
そんなチームで働きたいですよね。
では、そのためにできることはなんでしょうか。
言動、表情、態度を含めた人間の行動は、
元になる「考え方」(価値観、信念、道徳観)が
原因となってアウトプットされ、
それによって人間関係をはじめとする
現実がつくられていきます。
あなたのチームは今、どんな状態ですか?
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