・一生懸命やっているのに、評価されない
・良かれと思って動いたのに、なぜか関係がこじれる
・尽くしているのに、少しも報われない
1つでも当てはまる方に、今日はぜひお届けしたい内容です。
前回は、努力が空回りするメカニズムとして、
「信頼 = 行動 ÷ 利己心(私心)」をご紹介しました。
これは、人間関係に働く「見えない法則」といえるものです。
今回は、その第2弾として
なぜ「100の行動」が、一瞬にして「1」にまで
目減りしてしまうのか。
そのメカニズムと、私たちがめざすべき「本当のバランス」
について、人間をトータルに探求する総合人間学モラロジー
(Moralogy)の知見をもとに深掘りします。
想像してみてください。
ここにAさんとBさんという2人のリーダーがいます。
2人とも、チームのために、家族のために、
精いっぱい動いています。
Aさんは、常に「相手の役に立てたらいいな」という
純粋な動機から行動しており、
分母の利己心が「1」の状態です。
ここでいう「1」は、完璧な人間という意味ではありません。
「見返りをできるだけ持ち込まない状態」を、
わかりやすく「1」と置いています。
100(行動) ÷ 1(利己心) = 100
Aさんの努力は、そのまま「100の信頼」として積み上がります。
もちろん、現実には常に「1」でいられる人はいません。
ただ「1」に近づけるように努力することはできますよね。
一方、Bさんは違います。
同じ100の行動をしていますが、心のどこかに
「感謝してほしい」「認めてほしい」
「自分の思い通りに動いてほしい」という
見返りを強く求める心(分母)が働いています。
自分では「善意」だと思っていても、
心の奥にこの「分母」が潜んでいると、
数式は変化します。
もし、その分母が「100」だとしたら…
100(行動) ÷ 100(利己心) = 1
同じだけ頑張っているのに、
結果はたったの「1」になってしまう。
しかも、結果に繋がらなかった「99」の努力は、
消えるのではなく、すべて「ストレス」に変わります。
・「なんで分かってくれないの?」という相手への不満
・「これだけやったのに」という自分へのイライラ
つまり、努力のエネルギーが信頼ではなく、
自分と相手を削る「ストレス」に変換されてしまうのです。
これは私自身、何度も失敗してきたところです。
・こんなにやっているのに、なぜ伝わらないのか
・どうして分かってくれないのか
そう思えば思うほど、分母が大きくなり、さらに空回りする…。
一番疲れるのは、この状態です。
だから、人は頑張っているのに苦しくなるのですね。
ここまで聞くと、
「じゃあ、とにかく分母を小さくすればいいんですね?」と
思うかもしれません。
しかし、ここにもう1つの罠があります。
分母を「1」まで整え、
誰にも何も求めない穏やかな人がいるとします。
でも、その人の行動の質やスキル(分子)が
まだ「10」しかなかったらどうでしょうか。
10(行動) ÷ 1(利己心) = 10
これでは、信頼という結果も限定的です。
これが、「いい人」で終わるか、
「信頼される人」になるかの決定的な違いです。
日々少しずつ自己成長、自己改善をアップデートする。
そのめざすべきは、
「分子(行動の的中率やスキル)」を圧倒的に高めながら、
同時に「分母(見返りを求める心)」が「1」に近づくよう
整えていくこと。
そこではないでしょうか。
分母を整えると、同じ行動でも結果が劇的に変わります。
人生は、単にどれだけ頑張ったかではなく、
「どれだけ無駄なく相手に届いたか」に左右される、
ともいえるでしょう。
「わかってはいるけれど、つい期待してしまう」
そんな葛藤を感じている方にこそ、読んでいただきたい内容があります。
今回のブログでは、「本当の優しさ」と「見せかけの優しさ」
の境界線について解説しています。
あなたの「100の努力」を、摩擦熱ではなく「100の信頼」へと
変えるためのヒントを、ぜひ受け取ってください。
「見せかけの優しさ」を卒業し、真の信頼を築くための心の作法
【 https://ecmoralogy.jp/blog/ecblog/49646/ 】
いかがでしたか?
今から、誰か1人に対して
「見返りを求めない行動(純粋な親切)」を
1つだけやってみませんか。
ほんの小さなことで構いません。
その1つの行動が、あなたの「分母」を確実に変えていきます。
次回は、この「分母」を自然に小さくするための
具体的な習慣についてお話しします。
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