『ニューモラル』編集長のひと言(令和6年9月号)

編集長のひと言

道徳を考える月刊誌『ニューモラル』9月号(661号)に込められた「編集長の思い」が届きましたので、ご紹介いたします。

今月号の冒頭で紹介したお話は、『ニューモラル』の発行元であるモラロジー道徳教育財団の創立者、廣池千九郎(法学博士、1866~1938)の青年時代のエピソードです。
近代教育の黎明期に、小学校の教師として社会への一歩を踏み出した創立者。その後、さまざまな人生の転機を経て総合人間学モラロジー(道徳科学)の研究に取り組み、晩年には「道徳科学専攻塾」という私塾を開設しました。10代の学生からお年寄りまでが肩を並べて「より良い生き方」について学び合うという、ユニークな学校です。この生涯学習の学び舎は、創立者の没後、社会教育を担うモラロジー道徳教育財団と、学校教育を担う廣池学園(麗澤大学ほか)という、二つの法人に分かれて発展してきました。
『ニューモラル』のもととなる考え方は、どうやって生まれたのか――この点に関心を持っていただいた方には、ぜひ『廣池千九郎物語』をご一読ください。(ジュニア版の伝記ですが、大人の方なら一時間程度で読み切れる文章量ですので、創立者の歩みを大づかみに把握するにはお勧めの本です!)

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