誌名『れいろう』は、透きとおって光り輝く玉のような人間性を象徴する「八面玲瓏(はちめんれいろう)」という言葉に由来しています。
江戸期の謡曲に出てくる「若緑」という言葉。そこに込められた「理想高く、進取の気概をもって学べ」という先達からのメッセージは、5月の空を元気に泳ぐ鯉のぼりにも通じる。子供たちの健やかな成長と明るい未来への願いに呼応するかのように、木々や大地の草の緑の色も力強くみずみずしい。
自分と折り合いが合わない人や納得できない行動をする人、自分にとって不快なことをする人などと接すると、心の中でその人を責めてしまうことはないでしょうか。でも、人を「責める心」は、ストレスの種になりかねません。では、そうした「責める心」が生まれてしまったとき、どうすればよいのでしょうか。一緒に考えてみましょう。
<今すぐできる 親孝行のレシピ 7>「親に、感謝の気持ちを伝えたい」と日頃から思っている人への提案 / 志賀内泰弘
<世界に誇る 日本のMATSURI 7> 日田祇園 / 大分県日田市
<れいろうカレッジ>
今月のテーマ:責める心とのつき合い方
【ステップ② 学んでみよう】広い心で人々に接し、献身的に主君に仕えた大岡越前守忠相 / 歴史作家 河合 敦
【ステップ③ 深めてみよう】他人の欠点我これを補充す
家族で論語「子曰く」 5>君子は人の美を成す。人の悪を成さず。小人は是れに反す
<親子で語り継ぎたい ふるさと偉人伝 53> すべての困難は未来のために ── 逆境を力に日本を救った高橋是清/ 白駒妃登美
<今日から始める 自分磨きの習慣 124>偽善の心と向き合う / 三枝理枝子
<日本さんぽ 29>高山市(岐阜県)
<私たちのエシカルライフ 7> 「自然エネルギー」の電気で支える社会への優しい贈り物
<凜として麗しく 14> 立ち居振る舞いで人を幸せに / 森 日和
<本のソムリエおすすめ本>
・『またうっかり、自分を後回しにするところだった』
・『大谷翔平の成信力──私が高校時代に伝えた、夢が必ず実現する「脳活用術」』
/本のソムリエ・「読書のすすめ」店長 清水克衛
<心に残る話>今の私にできること / 陳宮吉緯
<女徳なくして国は栄えず 77・令和に生かしたい日本の伝統と美学編> 桜皮細工新茶の季節に艶やかな茶筒を / 石川真理子
<備えあれば憂いなし 17> 会社と自宅の中で必要なこと〈前編〉── 会社に必要な対策・備え / 濱口和久
<日本の心を未来へ 17>なぜ拉致被害者を取り戻せないのか〈前編〉── シミュレーションで見えてきたこと / 葛城奈海
<編集スタッフが選ぶ あの本、この本 5>『真に意味ある生きる道 ―― 『道徳科学の論文』に学ぶ』
本書を読むと、現代社会において生じている争い、悩み、苦しみの根本には、人間精神に潜んでいる「利己心」があることが見えてきます。自分自身で知らず知らずのうちに問題を大きくしているのではないかと考えさせられます。さらに文明化に伴って物質的な豊かさを重視していないことにも、問題の根があるように思われます。
このような現代社会の状況を踏まえて、果たして「真に意味ある生きる道」とは、具体的に何を意味するでしょうか。その答えが気になった方は、ぜひ本書を読んで、お確かめください。
(『れいろう』編集担当 S)
<バックナンバー>
<みんなのれいろうワンダーランド>【クイズの国】【まちがいさがしの国】
<次号予告/編集つれづれ記>
<読者のひととき>投稿コーナー
<ジェイソン・モーガンの日日是好日 2>
居ない人
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誌名「れいろう」は、透きとおって光り輝く玉のような人間性を象徴する「八面玲瓏」という言葉からとっています。「れいろう」は、モラロジーに基づいた生き方を考えていく「心の生涯学習誌」です。”心のあり方が人生をつくる”を視点に、人間性・道徳性を育て、 豊かな人間関係を築いていくための情報を提供しています。