吉田勇【著】生涯学習ブックレット・紛争解決のあり方を考える
商品情報
吉田勇【著】生涯学習ブックレット・紛争解決のあり方を考える
日常世界と法の世界の架橋を求めて
吉田 勇 著
A5判 64頁
ISBNコード:978-4-89639-198-5
商品説明
「対話力」の強化こそ、納得のいく解決へと導く。
日本の紛争事例研究を通してわかるのは、当事者が相手方の〈誠意ある対応〉と〈納得のいく解決〉を求めていること。利害や価値観などが多様化する現代の紛争解決法を考える。
【主な内容】
一 はじめに ―― 今回の趣旨
二 日常世界と法の世界の乖離 ―― 日常言語と法的言語の乖離を通して
三 日常世界と法の世界の相互浸透 ―― 二つの紛争事例を通して
四 「紛争事例研究から日本社会研究へ」(一) ―― 〈誠意ある対応〉過程の研究
五 「紛争事例研究から日本社会研究へ」(二) ―― 〈納得のいく解決〉過程の研究
六 結び
【著者略歴】
吉田 勇(よしだ いさむ)
昭和20年(1945)、長崎県佐世保市生まれ。九州大学大学院法学研究科修士課程修了。専門分野・法社会学。九州大学助手、熊本大学助教授などを経て、平成元年、同大法学部教授、13〜15年および17〜19年に法学部長を務める。現在、熊本大学大学院社会文化科学研究科教授。編著書に『法化社会と紛争解決』、『紛争解決システムの新展開』(ともに成文堂)、『末弘厳太郎と日本の法社会学』(東京大学出版会)など。