岩田 啓成 著
四六判 192頁
ISBNコード:4-89639-124-1
道徳性、人間性、それは今の時代に求められている最も大切な価値。
道徳心――。それは、自分を真に生かす力、人生を切り拓く力だ! 1,000件以上の相談を受け、真剣勝負を繰り返してきた著者が、数々の事例をまじえながら人生をよりよく生きるためにはなぜ道徳が必要なのかをわかりやすく説く。
【主な内容】
はじめに
第一章 人生と道徳
•一回きりの限られた人生
•生かされて生きている存在
•自分の人生は自己責任
•人間には無限の可能性がある
•人間にとって最高の価値とは
•神から与えられた宝物
•自己を真に生かす力
第二章 幸せの座標軸
•宇宙の法則に従う生き方
•万物を育てる慈悲の力
•道徳心と利己心
•人間生活の原点は感謝の心
•本当の親孝行とは
•人間関係をよくする祈りの心
•祈りの効用
•真の思いやりとは
第三章 道徳心を働かせたとき
•家庭環境による影響
事例⑴ 不登校の子供へのかかわり方
事例⑵ ニートの青年を持つ親
事例⑶ 過食症の娘を救った親の愛
事例⑷ 自殺タイプと他殺タイプ
•親子関係における落とし穴
事例⑴ 父親に反抗して病気になった娘
事例⑵ 親との縁を切って結婚した娘
事例⑶ 結婚間近で対立した父と息子
事例⑷ オウム真理教に入信した息子
•多種多様な夫婦の問題
事例⑴ 結婚二年目で離婚したい夫婦
事例⑵ 夫の浮気で離婚寸前の夫婦
事例⑶ 姑と嫁の対立から夫婦関係が悪化
事例⑷ 舅と嫁の対立から夫婦関係が悪化
•人生における「まさか」の坂
事例⑴ 火事で妻子を一度に失ったKさん
事例⑵ 一人息子の死で、生きる望みを失ったWさん
事例⑶ 二億五千万円の賠償金を要求されたTさん
事例⑷ うつ病を克服した二人の場合
第四章 求道者として生きた法学博士廣池千九郎
•がむしゃらに生きた前半生
•人間は生かされている存在
•「生命をおかしくださるならば」
•「慈悲寛大自己反省」の体験
•普遍的道徳原理を明らかにする
あとがき
【著者略歴】
岩田 啓成(いわた ひろなり)
昭和12年(1937年)、岐阜県生まれ。 麗澤高等学校、麗澤大学を卒業。 昭和38年より、財団法人モラロジー研究所に勤務。編集担当、青少年担当幹事、瑞浪生涯学習センター長、社会教育部部長、生涯学習本部副部長、地方部部長、常務理事を経て、現在、モラロジー研究所顧問。