急速な環境変化の中で中小企業が生き残るための道は?
あらゆる企業活動の本になる人づくり・品性づくりの概略を述べます。モラロジーの創建者・廣池千九郎(法学博士・1866〜1938)の道徳経済一体思想が凝縮された1冊。
【主な内容】
第一章 道経一体と品性資本の経営
•道経一体の経営を目指す
•品質資本を重視する経営
•品性資本とは「つくる力」「つながる力」「もちこたえる力」
•企業の目的は「人づくり」
•永続には経営理念が必要
•「三方よし」は「七方よし」
•経営者の使命と役割は品性をつくること
第二章 顧客づくり・モノづくりと致富の経営
•顧客満足(CS)がマーケティングの目標
•販売(セールス)は品性に帰着する
•革新(イノベーション)こそモノづくりの使命
•品質を重視する経営
•利は「もと」にあり ―― 仕入先
•競争と共生 ―― 同業者
•財務の基本 ―― 入るを量りて出ずるを為む
•納税と感謝・報恩の経営
•借金と債務保証を戒める
•致冨の経営 ―― 真の冨とは無形の徳なり
第三章 人づくりの経営
•企業の繁栄は人づくり経営にあり
•組織の品性が社徳をつくる
•つながる力 ―― 経営者が社員の親になる
•親孝行な社員をつくる
•顧客管理(CS)と社員満足(ES)は表裏一体
•社内コミュニケーション ―― オアシスとホウレンソウ
•5S実践による凡時徹底の経営
第四章 歴史づくりの経営
•「万世不朽」の経営
•創業は易く、守成は難し
•積善と義務先行の長寿企業
•自助自立の「ジャッキ経営」
•宥坐の器
•逆境に感謝する経営
•事業承継は徳の継承
第五章 現代の中小企業
•企業は環境適応業
•個性化、差異化を極める経営
•ビジネスモデルをみがく経営
•透明性を確保する経営
•特定顧客・特定仕入先・特定商品に依存しない
•人事・労務管理は企業の道徳的課題
•これからの同族企業