見えにくい自分の心
私たちは、人のことはよく見えても、自分自身のことは意外に見えていない部分があるものです。
自分の心を見つめ直してみましょう。
人のためによかれと思ってしているようでも、心の中では「自分への評価」を期待していることはないでしょうか。
人の話を聞いているように見えても、実は自分の心の声にだけ耳を傾けていることはないでしょうか。
人の言うことに黙って従っているように見えても、心は冷たく固く沈黙し、相手を拒否していることはないでしょうか。
正論を主張しているようでも、心の中では人を責め、知らず知らずのうちに相手を傷つけていることはないでしょうか……。
その「見えにくい自分の心」を見せてくれるのが、人間関係のトラブルなのかもしれません。
自分の心をしっかりと見つめ、温かい心を育んでいきたいものです。
(出典:ニューモラル 心を育てる言葉366日)