苦手な野菜が食べられるようになった~学校のちょっといい話~

私は野菜が苦手で全く食べられませんでした。ところが、小学3年生のころには、全部食べられるようになりました。
担任の先生は、「わかめを食べると髪の毛が黒くてきれいになるのよ」「ニンジンを食べると体が丈夫になって風邪をひかなくなるのよ」という具合に、いつも食品の栄養について話してくれました。
先生は決して無理強いせず、嫌いな物も少しずつ少しずつ食べ慣れさせてくれるのです。
ある日転校してきたNちゃんは、牛乳が嫌いで泣いていました。
先生は毎日ひとさじだけ増やしていき、Nちゃんは最後に全部飲めるようになったのです。みんな喜んで拍手しました。Nちゃんも嬉しそうでした。
また、私は母が手作りした給食マットを広げることも楽しみでした。先生が親たちへ給食マットの作り方を指導したのです。白生地で作った五枚のマットに、月曜日から金曜日まで曜日(漢字一文字)と簡単な絵(コッペパン、 湯気の出たカップなど)が刺繍してあります。放課後、学校に集まった親に、刺繍が得意な親が教えてくれたのです。先生のおかげで、親同士が助け合って仲良くなりました。母は、先生や他の親御さんから子育てを学ぶことができたのです。 

(『学校のちょっといい話』より)